ライブとライブチケットについて

『ライブとライブチケットについて』
ここでお会いできるのは、お久しぶりですね。
今年の梅雨は強力すぎてお日様が恋しい片岡です。さて今日は表題にある通り、ライブとライブチケットについてのお話をさせて頂けたらと思います。以前にもここで似たような話をしたことがありましたが、そこから月日も経過しているので、2019年7月現在の気持ちを。
久しぶりに長文を書いたので、更新する手がフルフルと震えています。
よろしくお願いします。

 

フィルターは最小限にして、直接出会って音楽を伝えたい。sumikaはそんなバンドです。
そして「sumikaのライブに行ってみたいと思ってくれる、全ての方が来れるように」という考え方は結成当初から今現在まで変わっていません。

 

しかし、日々変化してゆく音楽の聴き方や、価値観の中で、僕たちの考え方を一方的に押し付けてしまうのも、お互いにとって良くないなとも思っています。僕たちの一番の目標は、sumikaに関わってくれる人がお爺ちゃんお婆ちゃんになっても、音楽を続ける事なので、音楽を嫌いになってしまう可能性がある道には足を踏み入れないように心掛けながら。

 

過剰な供給も、過剰な需要も、そのどちらも上記の危険を含んでいると思っています。変化する事は決して悪いことだとは思いません。あるべき形は常に変わるものなので、必要以上に無理はせず、人道から外れた事はしない。という信頼関係で築いてゆくのが健康的な縁だと感じています。少しでも興味をもってこの文章を読んでくれているあなたとは、相互通行の関係性で在りたいので、ライブ会場で書いて頂いたアンケートや、メールやSNSでの意見(稀に見かける使い捨てアカウントはちょっとズルいなあと思いつつ、でもちゃんと見れています。笑。意見は大事)、を元に、次のツアーの会場を決めたり、チケットの販売方法を考えています。

 

まず会場の決め方については現状2種類あります。まず1つ目は前回の応募数を見て希望した数の方々がなるべく全員来れるように、その応募数を満たせる会場を探す。という決め方です。これは各地のイベンターチームが本当に気合い入れて頑張ってくれて、前回の応募数分を満たすだけではなくて「むしろチケットが余ってもいいからこの会場でやろう」という、キャパに少し余裕を持たせたところを全会場抑えてくれています。ここ数年は有難いことに前回のツアーよりも、応募数+新規応募数が予想を大幅に上回って「残念ながらチケットをご用意することが出来ませんでした」というメールを送る事も、不本意ながら多くなってきています(あのメールは何回きても心折れますよね)。

 

この決め方をしている以上は、来たいと思ってくれる方が全員来れるように、これからもイベンターチームと話し合って会場を考えていきたいと思います。

 

そして2つ目の会場の決め方は、ここで見たいと思ってくれる会場でライブを行う。という決め方です。分かりやすく言葉にするならライブハウス、ホール、アリーナのように収容人数によって客席の形態が全く異なる会場ですね。

 

収容人数が100人であっても、1000人であっても、10000人であっても、僕らは1対1×?として臨むので、客席の人数によって音楽との向き合い方が変わるという事はありません。結局は昔からやってきた通り、いつも通りの1対1で臨むのが、一番グッとくるし、性に合っているみたいです。

大切なのは、ライブハウスでしかできない表現、ホールでしか、アリーナでしか出来ない表現があって、その会場に合っている表現方法は様々だなというのと、そのどれもがめちゃめちゃに楽しくて、やり甲斐を感じている。ということ。

音響設備や照明の仕掛けをゼロから考えられる。マイクを通さずとも地声でその場の全員に届く。立ち or 座りで音楽を感じてもらう。会場によって表現方法の相性があります。だから収容人数の事だけを考えるのではなく、音楽の表現方法にこだわって会場を決めるというやり方も取り入れています。

アンケートを見ていると、ホール・アリーナ規模でのツアーでは「ライブハウスで観たい」ライブハウス規模のツアーでは「ホール・アリーナで観たい」という意見は必ず一定数あるので、ラーメンも美味しいし、カレーも美味しいのと同じように、どちらが優れた食べ物か?に争点は置かずに、純粋に美味しいご飯作ろうぜ。という感覚でどちらも大切にしていきたいなという気持ちです(この例えが分かりづらかったら、ごめんなさい)。

さあ、そんな気持ちでライブ会場を選び、チケットをどう皆さんに届けていくか?という所についてもお話していきたいと思います(ここら辺で一発コーヒーブレイク推奨)。
ライブチケットの一般発売日にプレイガイドでチケットを探してくれる方、ATTiC ROOMに入って応募をしてくれている方、各地のイベンターが実施しているチケット販売、sumikaの作品に封入されている応募券を使ってエントリーしてくれている方、様々な方法で、様々な方に向けてアプローチをしてきました。

「ファンクラブに入っているのに、チケット当たらないのはキツい」

と思われた方、僕も同じです。自分自身も長年アーティストのファンクラブに入っているのに、一生チケット当たらないことで何度も心が折れました。でも、そんな時に届くんですよね。。心のこもった会報誌が(クゥゥ)
辞めてなるものか。と持ち直してまたチケット応募して外れて、今度は会員継続特典が届いて持ち直して、、いやあ、よく出来ているなあ先輩のファンクラブ。見習おう。会報誌とビデオレター(MOVIE)どっちがいいんだろうか。などなど日々考えています。

発足から1年7ヶ月、本当に多くの方に加入して頂けて嬉しいです。僕にとっても、すっかり大切な居場所。
ファンクラブに入ってくれている理由は人それぞれだと思います。
ATTiC ROOM発足時にビデオレターでも発信した、sumikaの過程を知ってもらうという場所。継続特典やATTiC ROOMでしか手に入らないグッズのため。会員同士で交流をしたい。そして勿論、ライブチケットを取りやすくするため。

そのどれもが大切な理由だと思うので、自分の中のそれが欠けてしまった時に辞めようと思うのは自然な気持ちだと思いますし、いつでも帰ってこれるようにドアは全開ですので決して無理しすぎず、出る時は出て、来たい時にまたいつでも来てくれたら僕は嬉しいです。この場所でやっていきたい事も沢山あるので、少しずつ実現してゆきたいです。

「はじめまして」の方のハードルを下げたい。

sumikaの作品は買うけど、ライブは行った事がない。という方にも是非ライブを観てほしい。ライブに行く前と後で、曲の聴こえ方が変わるという体験は本当に素敵なものなので、なるべくそこに至るまでの第一ハードルは上げたくない。作品へのチケット応募券の封入は、そのような気持ちで行なっています。
学生時代に初めて行ったライブ会場の入り口はやっぱり少し怖かったし、知らないコミュニティに飛び込むという行為は年齢性別関係なく、なんなら音楽とかライブとか関係なく、多少なりとも抵抗はあることだと思うので。

これはsumikaを知って日が浅い方に対してだけではなくて、昔からずっと大事に思ってくれている方や、ずっと列に並んでくれている方に対しても平等に抱いている感情で、いつでも、誰でも、多少の恐さがあった「はじめまして」と向き合ってお互いにライブを作りたいからです。

そして今回発表になった『地域販売チケット』について。

これはあなたが育った、あなたが今生活している街に我々がお邪魔して、そのあなたにライブを見てもらいたいという気持ち。
そして便利な世の中で、めちゃめちゃに不便だけど、やっぱり自分の足で動いて、手に入れる。という過程に今一度魅力を感じたからです。
枚数的にはきっとそれほど多くは出せないとは思うのですが、それでもこの方法を選択肢に入れたことと、結果がどうであれ、動いてくれたあなたには”さっき”とは違う “今”が確実に訪れてくれるのではないか?というワクワクとした好奇心から生まれたものです。チケットが取れてないという人が多くいるという現状があることも重々承知の上です。

この街で生きていて良かった。という気持ちを心の何処かに置いてライブを観てもらえたら、その街の事を僕たちも、もっと深く知れると考えています。
他の街から遠征で来てくれた方と、今回のチケットを手にしてくれた地元の方が交流したり、ライブ中の雰囲気でその街を好きになる。という化学反応が起こってくれたら最高に幸せだなと、ほんのり期待をしています(でもプレッシャーに感じないで下さいね。笑)。

今回はライブについて。そしてライブチケットについてのお話でした。
書き出してみて欲深い考え方だなあと、正直思う点も多々ありますし、例えばチケットの公式トレードなど中々進展させられず歯痒い思いを抱えている中でこのような文章を書くのはどうなんだろう?と思うところもありますが、ここで伝えておかないと後悔するなと思って書かせて頂きました。

人間として生きている限り、絶対に来年もツアーをやれるという保証はどこにもありません。メンバーが病気になったり、事故にあったりする可能性がいつでもある限り、そこに”絶対”はありません。
だから毎回悩んで、毎回出来る全てをやりきって、毎回悔いのないように1本のライブ、1本のツアーを作っていきます。

それはライブだけではなく、1作品、1曲、1音であり、発する一言であり、このNikkiもそうです。
感動の過程に、当たり前はありません。
有り難い事たちが織り成されて、鳥肌になり涙に変わります。

久しぶりに書いたか。と思えばこんな弾幕のような文章で申し訳ありません。
だけどこんな弾幕のような言葉たちを受け止めて、咀嚼してくれようとすること自体が当たり前ではないと思っています。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
出会える瞬間を、何度でも胸高鳴らせ、待っています。

sumika
片岡健太

 

明日、世界が終わっても

皆様、おはこんばんにちは。(全方位挨拶)

片岡です。

 

「ツアー終わったー!」

と旅を終えた余韻も束の間に、レーベルナイトで鹿児島へ行き、そのまま夜はみんなで宴、翌日昼から地元に戻って曲作り、メンバーとスタジオ、2日間家に籠って歌詞を書いたのに消えて(一回も保存ボタン押してなかった)絶望し、逃げるように小田原城を見にいったら歌詞を思い出し、その勢いでメンバーと合流して小田原でスタジオ、帰ってきてスタジオ、スタジオ…

と、していたら今日になりました。(やっほう)

 

はい。

冒頭にシュパッと言ってしまいましたが、改めてしっかりと。

 

『SALLY e.p』RELEASE Tourが無事に終了しました!

ぐああああ!!!

ただいまあああ!!

 

ご来場頂いた皆様、チケットをお持ちでなくても会場までグッズを買いに来て下さった皆様、チケットを取る為に動いて下さった皆様、会場スタッフ、各地のイベンターチーム、sumikaスタッフ、ゲストメンバーの皆さんに本当に感謝です。

 

今回のツアー、端的に言うならば、

「超楽しかった」

全公演違ったポイントに熱狂があって、発見があって、

仙台、福岡、大阪、名古屋、東京と、

1日として同じライブがない、素敵なツアーになりました。

 

「会場も、来てくれる人も違うんだから、そりゃ同じようにはならんでしょうよ」

と思うかもしれませんが、同じ曲を、同じアレンジで歌っていれば、悪い意味で “慣れ” のようなものが出てきてもおかしくないはずが、今回はそれが全くなかった。

 

我々がステージから音を出す。

そして目の前にいる人の顔、声、指の動き、呼吸、様々な感情の湯気のようなもの、その全てのリアクションに呼応するように、再びそれを演奏で返していく。(これはステージとフロアもそうだし、バックヤードにいるスタッフのみんなとも同じ関係性で)

「おお、そうくるか。ならばこちらはこうするぞ」

というやり取りを、1回のライブで出来る限り多い回数行なう。

 

これは早いスピードの球で(ここ重要)、多い回数の卓球のラリーが続いた時の達成感と少し似ている。

相手があっての事なので、こちらがどれだけ気合いを入れて臨もうと、返す相手がしっかりと返してきてくれなければラリーは成立しない。

しかも続かせる事に重きを置くのではなく、楽しみながら早い球で返し合えた事が、なにより刺激的でした。

ニュアンストークになってしまうけれど、そのような関係性で在れる事をとても幸せに思います。

 

とまあ、私の雲をようにフワフワとしたツアーの感想よりも、まずは東名阪の公演に帯同してくれた、ナイスカメラマン達に収めてもらったライブ写真を見て頂いた方が早かろう。(仙台&福岡公演の写真がなくてごめんなさい。泣。)

それではご覧下さい!ドン!

 

2017/2/10(金) 大阪 なんばHatch (Photo by 後藤壮太郎)

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2017/2/17(金) 名古屋DIAMOND HALL (Photo by ヤオタケシ)

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2017/2/25(土) 東京 Zepp DiverCity Tokyo (Photo by 後藤壮太郎)

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—sumika 『SALLY e.p』RELEASE Tour―

▶︎MEMBER

片岡健太 – Vo.Gt

黒田隼之介 – Gt.Cho

小川貴之 – Key.Vo

荒井智之 – Dr.Cho

▶︎GUEST MEMBER

井嶋啓介 – Ba.Cho

George(MOP of HEAD) – Manipulator

三浦太郎(フレンズ) – Cho ※仙台・福岡・大阪・名古屋公演のみ

泉本弘美 – Cho ※東京公演のみ

 

目を閉じていても思い出せる記憶もありますが、

写真を見ると思い出せる記憶や、写真がないと思い出せない記憶もあって、大切な写真はまるで本の栞のようです。

いつか忘れてしまっても、この写真を見る度に、今抱いている感情と何度でも出会えますように。

 

——さあさあそして、ツアーファイナルの日に発表させて頂きましたが、2017年7月に、通算4回目となる「Little Crown」を開催する事が決定しました◎

※「Little Crown」とは、普段のライブよりも更にたくさんのゲストアーティストの方々の力をお借りして作り上げるライブイベントです。今回は2公演ともワンマンライブ。

 

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『Little crown #4』大阪編
日程:2017年7月15日(土)
会場:Zepp Osaka Bayside
出演:sumika (ワンマン)
開場/開演 17:00/18:00
前売/当日
1Fスタンディング ¥4,200/未定 (1ドリンク別)
2F指定 ¥4,200/未定 (1ドリンク別)

『Little crown #4』東京編
日程:2017年7月26日(水)
会場:Zepp Tokyo
出演:sumika (ワンマン)
開場/開演 18:00/19:00
前売/当日
1Fスタンディング ¥4,200/未定 (1ドリンク別)
2F指定 ¥4,200/未定 (1ドリンク別)

 

既に最速先行の抽選が終わったのですが、びっくりする数の応募を頂いて、

嬉しい反面、焦っています。

(最速先行が終わっただけなので、まだチケット販売の機会はあります。チケット情報についてはWebsiteやオフィシャルのTwitterで随時報告します)

sumikaのライブ会場の決め方は以前にも書いたので、よかったらこのNikkiをお読み下さい。

 

最速先行でチケット販売した日の夜から転売されちゃうなんて、全くもって不本意だし、様々な名義で応募して当選が重複しちゃったから譲り先を探すなんていうのも、自分だったら単純に面倒だなと思うし、どうにかできないものですかねえと、sumikaチーム全員で話し合いをしている真っ最中です。

 

もしかしたら明日死んでしまうかもしれないのに「死ぬまでに 行ってみたいな 世界遺産!」的な立ち位置に、自分達のライブがあるっていうのは健全ではないと思うんですよね。

ほとんどの世界遺産はあちらから足が生えて逃げて行くわけではないので、自分の熱量次第でどうにかなる分、お金も時間も確保した上で「行きたいのに行けない」というものの方が、タチが悪いのではないかと思います。

 

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、今日死んでしまうという可能性は僕にも、皆さんにもある訳で、取り返しのつかない後悔はしたくないんです。

たとえ死ぬというところまでいかなくても、環境が変わったり、大切にしたいものの選択肢が増えて動けなくなってしまう気持ちもよく分かります。

 

“百聞は一見に如かず” とは、まさしくその通りだなと思う。

メディアを通してsumikaの事を知って頂ける事は勿論嬉しく思いますし、デジタルは駄目・アナログこそ至高! などという偏った考え方では全くありません。

便利なものは使えばいいと思うし、不便なものを不便だなと思いながら無理して使い続ける必要はないと思う。

 

ただどうやったって、直接会って五感に訴えかけないと伝えられない感情、

手間をかけないと辿り着けない感情というのは絶対に存在するんですよ。

そして記憶に刻まれるものというのは、得てしてそのような時に生まれる事が多い。

 

だからこそ「色々登録したり手数料かかったりするけどチケット買うぞ」とか「液晶眺めてるだけじゃなくて、家から一歩出てライブ会場に行くぞ」というある種の “手間をかけるぞ” という気持ちになってくれている方々の邪魔をしたくないし、負の感情を小脇に抱えた他人に邪魔をしてほしくない。

 

今のsumikaに出来るのは、その邪魔をなるべく多く減らす事と、手間をかけて辿り着いた先で「やっぱりここまで来て良かった」と思ってもらえるように、感動出来るような音楽を創り続けることだ。

 

このような問題は色々なアーティストが抱える問題だと思うし、出す答えも様々だと思いますが、sumikaはsumikaらしく、悩んで答えを出した先で、あなたに出会って笑ったり泣いたりする日を、楽しみにしています。

 

春はもうすぐそこ。

皆さんの口角を上げられるような報告を仕込むべく、今日もギターを弾いて。

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『SALLY e.p』

sumikaの新作『SALLY e.p』が発売されました。

12/5から文章を書き始めて、今日がもう12/9だから、この最初の挨拶を4パターン書いては消しています。

1日で書き終わる予定だったので、12/5の最初は「明日はフラゲ日ですね!」から始まっていて、なんだかその下書きも愛しい。笑。

さあ、無事に発売された新作。

待望の新作。

これは、皆さんが待望していたという少々調子に乗った感じではなく、僕らが早く出したかった方の待望です。

毎回思うけど、曲作り始めてから、発売まで長い。

毎度、3、4回ぐらいは出ないんじゃないかと不安に思うターンがあるね。

それぐらい長い。

 

今作のレコーディングは、前作『アンサーパレード』のリリースツアー中盤戦の8月頃〜10月中旬にかけて行われました。(ちなみに一番最初のデモを作ったのは6月上旬)

2016年はとにかく激動で、カレンダーを見返したら1ヶ月のうち、2日を除いて毎日メンバーやスタッフに会っているような状況が、年始からずーーーっと、ずっと続いていました。
家族以上に一緒にいて、学校に通っていた頃のクラスメイト以上に顔を合わせているものだから、嘘なんて、顔や空気感を見ていれば大体バレてしまう訳です。

sumika発足時のステージメンバー3人と、後から加入したおがりんの差なんて、気付けばこれっぽっちもなくなっていて、ステージに立っているメンバーと、裏で支えてくれているスタッフの、表方やら裏方の垣根なんてものも、全くなくなって。
簡単に言えば「チームがどんどん一つになっていくなあ」という感覚が本格的に芽生えていた頃でした。

ライブに限らず、どんな活動をやっても、自分達が納得できた日は「今日は良かったな!」と言え合えたし、なんだかモヤモヤして終わってしまった日は「なにが良くなかったんだろうね。。」と、言い合えた。

これは良い意味で、音楽活動を出来る事が、特別な事ではなくて “日常” になった事が大きいんじゃないかなって思います。
長年やってきたけど、ようやくバンド活動の本質に、一歩近づけたんだなって。

—と、

そのように言い切れるまでは、少しだけ時間がかかったので、まずはそのような、バンドの内情のお話からさせて下さい。

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sumikaはステージメンバーだけでライブをする事が、ほとんどと言っていい程になくて、常にゲストメンバーを迎えるスタイルで活動をしています。

当然、毎回スケジュールの調整だったり、曲の確認の為に、こまめにスタジオに入ったりしているのですが「この人とはこれが出来るけど、あの人とはこれが出来ない」なんていう事も、たくさんありました。

こういう事があるから常に新鮮な気持ちでいられるし、人によって演奏するスタイルも、人間性も様々だから、それに合わせる為には、メンバーが常に柔軟であり続ける事がすごく大事になってくる。
そのプロセスを経て、メンバー個々の成長にも繋がっていたので、sumika結成当初から、その変化ずっと楽しめていた。

しかし今年は、、、
とにかく忙しかった。笑。
自分達でも予想だにしていなかった事がたくさん起きて、その分、挑戦する事も増えて。色々な人にsumikaを必要としてもらえたので、もちろん本当に光栄な事なのですが。

いくら柔軟に対応しようとしても、それに追いつけない自分がいて、時にそれがストレスに感じる事もあった。
ぶっちゃけ、結構まいっていたタイミングもあった。

そんな時に支えてくれたのが、ベーシストのゲストメンバーの3人でした。

2016年の上半期を支えてくれたトリくん、東名阪のワンマンツアーを支えてくれたタクミ、下半期を支えてくれたイジー。

この3人がいなかったら、今年の僕らは確実に息詰まって、行き詰まっていたと思う。
サポートするメンバーという垣根を越えて “ここに居る事が、当たり前“ だという気持ちで、sumikaに接し続けてくれた。

これは決して当たり前な事ではないし、
僕が逆の立場だったら「お前らがメンバーなんだから、まずメンバーがしっかりリードしろよ!」って思っちゃうなあ。なんせ器が小さいから。笑。

演奏能力が高かったのは勿論だけど、人間能力が高かったんだね。
メンバーや、スタッフの事、sumikaの中で過ごす時間をとても好きでいてくれた。
そしてメンバー以上に、メンバーらしく動いてくれた。
これに何度救われたか。

ひとえに、この3人だったから成し得た事だと思っています。
2016年がsumikaにとって良い年になったのは、間違いなくこの3人が居てくれたから。感謝です。

これからも頼らせてね。遠慮なく。
sumikaのゲストメンバーとかは抜きにして、人間としてずっと味方でいたい。

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—そしてsumikaスタッフチーム。

僕はライブ制作の専門学校に通っていたので、いわゆるスタッフワークと呼ばれるものが、結構好きです。だいぶ好き。

そもそもバンド活動っていうものは、音を奏でるだけじゃなくて、音楽以外の表現方法とも手を繋ぎながら、それをどうやったら上手く人に伝わるのかを考えたり、同じ意志を持った仲間と刺激しあい、時に協力しあったり、フロアもステージも、私生活も全部ひっくるめて、総合的に感動するのが、醍醐味なんじゃないかなと思っています。

演奏するだけじゃなくて、全部のセクションに自分の居場所があった方が、単純に多い回数感動出来るなって。

昔はフライヤー配りだって、物販だってメンバーでやっていたし、今だって出来る事であればやりたい。

グッズを買ってくれた人の顔が見たいし、フライヤー配った時に掛けてくれる言葉も聞きたいし、出来れば一方通行ではなくて、相互通行の対話がしたい。

「音楽家なんだから、潔くステージで全部を出し切りなさいよ」
というのは、頭では分かっていたけど、
ステージ以外でのコミュニケーションを通して、グッとくる瞬間が何度もあった。
それは事実。

しかし、とある日のライブ会場で、いつも通り僕達が物販に出たり、フライヤーを配っていたら、その会場を出ないといけない時間(退館時間)を過ぎてしまったんです。

単純に接してくれる人数が増えてきたからそうなったのですが、どんな事情があるにせよ、演奏させてもらっている会場のスタッフさんに迷惑をかけるのは違うなと思って、メンバーにも「これはもう物理的に限界かもしれない」っていう事を伝えました。

そこから数ヶ月間の間で、会場のキャパシティも急激に大きくなって(演奏するライブ会場の決め方に関しては、Nikkiのバックナンバーを読んでもらえたら嬉し身です)

あっという間に自分達が演奏をする事で、精一杯になった。

見てくれる人数が増えたって、こちら側がやる事は大して変わらないだろうと思っていたのだけど、全然違った。

ステージに上がるまでに準備する事が増えて、集中力の減り方も全くもって違った。
(そもそもやるべき事に気付けていなかっただけなのかも)

音響や、照明は昔書いていたような “この曲のこのタイミングでこんな音響とか、照明にして欲しいシート” をメンバーで書く事もなくなったし、自分の楽器の準備すらもスタッフに任せるようになって、

当然、物販やフライヤー配りをする事も出来なくなった。

心のどこかで見に来てくれるみんなにも、スタッフにも「色々任せっきりでごめんね」という気持ちがあったんだと思う。
昨年、自分が原因でたくさん休んじゃったし。

僕の口は、気付けば各所で「ありがとう」を連発していた。
申し訳ない気持ちを、ただただその言葉で埋めるように。

今思い返せば、その言葉に中身はなかったのかもしれない。
(そのときにありがとう爆弾を浴びせたみんな、本当にごめん)

とある日に、スタッフの林くん(きょうちゃん)に

「別にありがとうって言わなくていいよ。こっちだって好きでやってるんだから」

と言われた。

実は数年前にも、きょうちゃんに同じ事を言われていた。

「世界中で一番好きなものが集まっているのは、デパートでも、インターネットショップでもなく、好きだけを集めて作った自分の部屋」

これはsumikaというバンド名の由来でもある。

sumikaはどのポシションであろうと、好きを原動力にして動いているんだ。

自分に置き換えて「ほーら、音楽演奏してやってんぞ!有り難く思いやがれ!ヒェッヒェッへェ!」とか、ならないもんな。笑。
恥ずかしいよ、自作の曲のボイスメモとか聴かれたら。
赤面して沸騰して倒れちゃうよ。

だけどね、
好きだもん。
ステージで演奏してる人が好き放題やって、スタッフが我慢して仕事をしているんじゃないんだ。

心の中にちゃんと“好き“がある。
それをまずは尊重しなきゃ。
自分も、もちろん大切にしたいと思う相手の気持ちも。
そうやってみんなに伝え続けて、このチーム作ってきたんじゃないの。

音響やるのが好き、照明やるのが好き、楽器触るのが好き、グッズを売るのが好き、ライブを制作するのが好き、音楽を演奏するのが好き。

ステージ上も、ステージ裏も関係なく、色んな好きが正しく混ざりあって、それぞれのポジションに誇りを持って、今のsumikaが作られている。
なんだか急に申し訳なくなってきて「ありがとう」を安売りするのをやめました。

(反動で、必要な瞬間にありがとうって言えてなかったらごめんなさい。笑)

それからというもの、すごく気持ちが開けて、表も裏も、ステージもフロアも関係ないって言っている自分の中が、より本当になった。

物理的にも、精神的にも、メンバーにも、スタッフにも、すごく任せるようになったし、信用と信頼の境界線も濃くなった。

最近もリリース間際で、すごく忙しいなあって時に、レーベルスタッフの志賀さん(ガーシー)に、

「仕事しんどくて、辞めたくならないですか?」
って試しに聞いてみたんだけど、

「全然しんどくないね。楽しいからね」

って返ってきたから、「やっぱりな。しめしめ」と思い、こりゃ40歳ぐらいまでは、同じ物差しでいけるぞ。と希望が湧いています。

という訳で、メンバー、ゲストメンバー、スタッフと共に “日常” いや  “生活” を手にしたsumikaズ一行。

“音楽” とか “バンド” とかっていうざっくりした枠組みの中で、なにをしている瞬間が一番 “好き” なのか。
そこの焦点を絞る事が出来たわけです。

餅は餅屋。それで君は何屋でいたいのさ?という再確認。サイコメトラーじゃないからね。言葉にするって大切よ。

このような経緯があって、序盤で述べたような
“一つになっている感覚“ が芽生えたんですね。
この感覚を持ってレコーディングに入れた事がすごく重要だった。

ふう、まずはひとつスッキリ(´-`)
(まだ続くので、一回トイレに行く方はこの辺りで是非)

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——はい。

 

おかえりなさい。ちゃんと出ましたか?(トイレに行った設定)
さあ、それでは気を取り直して、ここからは『SALLY e.p』の曲の話を!

 

まず1曲目の『MAGIC』
作曲&作詞は私、片岡健太です。

唐突ですが、僕は12月にあまり良い思い出がありません。
(特に後半)

だって、昔デリバリーのピザ屋でバイトしてたんですもの。

「雪だから、ピザにしましょう♪」
なんていう、今思い返せばとんでもないCMをテレビでやっていて(雪の日にバイクで走れるかーい)雨が降ろうが、雪が降ろうが、クリスマス〜年末年始のあたりは強制出勤で、幸せな人達の顔を見ながら「ちくしょう、、僕もあっち側になりたい」とずっと夢見ていたわけですね。

出勤が終わって、1人で街を歩いていても、街は煌びやかだし、男女は絡み合っているし、なんだかどこにも自分の居場所がないような気がして、逃げるようにイヤフォンで耳を塞ぎ、音楽を聴いていました。

 

今作をリリースする時期は12月の前半という事は、以前から決まっていたので、ピザ屋時代の自分を救うような気持ちで、曲が書けたらなと思って作りました。

(もうまずその発想自体が若干暗いんですけど。そこは置いておいて。笑)

 

しんどい時、落ち込んでいる時に、人を笑わせたり、元気づけたりする事って、ある種で非現実な所まで行ききらないと、現実を変えられないと思うんですよね。

自分が落ち込んでる時には、何気ない事で笑えないもん。

例えば、多くの方にとっての夢の国である、ディ◯ニーランドとか、誰も自分の事を知らないような外国に旅行に行ったりだとか、そういう何気 “ある” 事でもしないと、すーぐ現実に戻っちゃう。

 

だから音楽でそれをやろうと思った時に、自分にとって非現実的なアプローチをやってみたいなって思ったんですね。

個人的にもやった事ない事にチャレンジして、まず自分にとって、一番何気ある事をやりたいなと。

 

そう考えた時にまず真っ先に思いついたのが、ホーンセクションの導入でした。

前作の『アンサーパレード』で、ストリングスアレンジに挑戦していて、sumikaのバンドメンバー(Vo,Cho,Gt,Key,Dr)以外の音が入る事による刺激を味わっていたので、非現実にジャンプしたいなら、自分自身が未知の所に行くべきだなと思い、今度はビッグバンド的なアプローチで、ミュージカルのような映像が浮かぶ曲を作れたらなと。

自分が驚かないと、誰も驚かないから。

やりたい事が見えてからは、すごく早かった気がします。

ホーンアレンジをお願いする方も、まずは自分が驚く為に、あえて自分の知り合いではない方にお願いした方がいいなと思って、ダメ元で良いので、ご相談だけさせて頂きたい方々がいて、繋がりがあったレーベルスタッフに当たってもらったところ「お願い出来るかもしれない」という返答がきて、それが、在日ファンクのホーンチームでした。

すごく好きなバンドにホーンの音を入れてもらえるんだって、めちゃくちゃ嬉しくて、驚いて。

「12月にピザ屋のバイトしていても寂しくならない感じ」ぐらいにざっくりしたイメージしかお伝えしていなかったのに、ものすごいフレーズが入ったデモが返ってきて。

ソフトシンセで音を入れてもらった時点で、もう泣けるぐらい良かったんです。

「ただ、このホーンフレーズも活かしながら、ピアノやコーラスまで複雑に入れていくんだとしたら、ベースラインが超重要になってくるな」って思って「ベーシストは誰にお願いしよう?」って考えた時に頭の中に最初に浮かんだのが、以前に観たレキシのライブで、超衝撃を受けた、山口寛雄さんでした。

ここの時点でも自分自身をだいぶ驚かせていたのですが、もうここまできたら、とことん曲を遠くまでジャンプさせようと思って、意を決してオファーしたら「この日だったら空けられるよ」と言って頂けて、それが『アンサーパレード』のリリースツアーファイナルの翌日の9/20だったんですけど、僕らは即決で「お願いします!」って言って。

ツアー終わった翌日にレコーディングなんてした事なかったんだけど、もう寛雄さんにベース弾いてもらえるのが嬉しすぎてハイになってて、ツアーファイナル終わって、家帰ってひたすら曲の練習して、気付いたら朝で、気付いたらレコスタに着いてて、ぐらいのタイム感で進んでいって、、

 

いざ、レコーディングが始まってからの事は、もう覚えてない。

日本でこんな人いるんだって思った。

音楽の沼の深さを知った。

ドラム+ベース+ピアノ の編成でせーので、ベーシックになる部分をレコーディングしたんだけど、トモはドラム叩きながら笑ってたからね。

後々聞いたら「あんだけすごいと笑顔になっちゃうよね」との事。

なにがすごいって口に出すと、なんだかどんな言葉も嘘になっちゃう気がして、うまく形容出来ないんだけど、音楽の楽しみ方を教えてくれました。長年音楽を続けてきたつもりだったけど、まだまだまだまだまだでした。

ベーシストの方は、是非ベースをコピーしてみて欲しいなあ。笑。

その後に、ソフトシンセで仮で入れていた音を、在日ファンクの方々に生のホーンの音でレコーディングさせてもらって。

(最終的にトランペット×2、トロンボーン×2、サックス×2の合計6管)

それも生音で入ると、すごい破壊力になって。

 

とんでもないトラックが出来上がった後に、いちいち感動して泣きながらボーカル入れて、複雑に組んだコーラスラインを忠実に表現すべく、コーラスにはフレンズのタロウさん、クレオちゃんの2名にご協力頂いて、クラップの音とかも色んな人の、色んな手の音をサンプリングして、無事に50〜60個のトラックが一つになって『MAGIC』になりました。

 

もうトラックの時点でも充分、自分の中では非現実だったけど、

その非現実世界の中で、まだ知らなかった自分に出会わせてくれて、

最終的にはボーカリストとしても、作詞・作曲家としても、限界突破出来た1曲になりました。

 

さあ、12月にサンタ帽を無理矢理被せられ、ピザを運んでいたあの頃の僕は、喜んでくれるだろうか?

ひとりぼっちでも寂しくない。

家族だったり、恋人だったり、親友がそばにいる人は、その人と共有し合って、更に幸せな所まで行けるような曲になってくれたらいいな。

 

(こんなペースで最後まで書ききれるかなあ。笑)

 

2曲目『坂道、白を告げて』

作曲は黒田隼之介、作詞は片岡健太です。

 

この曲はもう、かれこれ2年以上前からデモはあった曲で、

じゅんちゃんに「この曲めっちゃ良いから、次作に収録しようよ!」って言い続けていたぐらい、僕の中では推し曲だったんだけど、じゅんちゃん的には「いや、あんま良い曲にならないんじゃないですかねえ?笑」って言ってて(じゅんちゃんの性格的に単なる謙遜だったのだと思うけれど)、なんだかんだで、なかなか日の目を見なかった曲。

 

12月リリースに向けて、実は7月ぐらいにプリプロって言って、レコーディング前に入る、本気の準備! みたいな時間が丸々2日間あって、

本来だったらそこで、おおよそ作品の全体像とか、各曲の原型を持っていって、すり合わせる作業をするんだけど、

その時はもう、目の前の事をこなすので精一杯なターンで、全くなんの準備もしないまんまスタジオに入って、ドラムセット組んで、アンプ持ち込んで、セッティングし終わって「さあ、なにしましょう?」みたいになって。笑。

 

掛け算が、ゼロになにを掛けてもゼロなのと一緒で、ネタがゼロだとなんの掛け算のしようもないから

「よっしゃ。とりあえず出前でも取るか」

って言ってみんなでご飯食べて。

 

後々になって思うのは、その時に、あーでもないこーでもないって、話せたのがデカかったんだと思う。

『SALLY e.p』という作品が、実はコンセプトアルバムに限りなく近いような仕上がりになったのも、この日にみんなで話せた事が大きかったと思うし。

メンバー&スタッフ全員で、あーでもないこーでもないするような時間も、その時はなかったから。

ひたすら話をして、ご飯を2回食べてから、夜更けあたりになって、なんとなくネタになりそうなものが見えてきたからピックアップして、3曲分のなんとなくのベーシックトラックを録音してスタジオ終了。

そのうちの1曲が『坂道〜』でした。(その時の仮タイトルは『ロマンチック街道』)

 

翌日の朝から歌入れしようとなっていたので、夜中のうちに仮歌詞を書いたのですが、もう頭の中がスタジオジブリの『耳をすませば』という映画のイメージで進行が止まらなくて「うわーー、好きな人を後ろに乗せて、自転車で星空眺めながら、坂道を超高速で下りたーーい!」とか思っていたんだけど、冷静に考えて、「それって超危険行為じゃね?」って思って、何人かの友達に電話して相談して、そしたらやっぱりみんな「うん。それは危険」っていうから、すごい悩んじゃって。笑。

 

ひとまず映画『耳をすませば』の一体なにが素敵なのか?

という事をきちんと理解しようと思う所から始めてみたのですが、

僕はあの内容で『耳をすませば』というタイトルにした所が、素敵だなって思ったんですね。

 

五感を研ぎ澄ませないと、聞こえない音があるんだろうなあって。

 

そのイメージで書いたら、1時間ぐらいでスッて歌詞が書けて、

(こういう時はだいたい超良いか、翌朝見た時に嗚咽するぐらい最悪かのどっちかが多い)

それを持って行って翌朝歌入れしていったら、結構バチッとハマって(ホッ)

心がもっと高鳴るようにって、キーを半音上げてみたり、曲のテンポを上げたり微調整して、ピアノだけじゃなくて、シンセも入れたりして、小高い所から見上げる星空だったり、見下ろす街の灯りの感じも、イメージ通りに着地出来ました。

じゅんちゃんが作る曲はギターがはしゃいでいて欲しいなあと思うので、そこもしっかりとブレンド出来たし、

個人的にはベース&ドラムで完全に勝負決まった感があって、この曲でベースを弾いてくれたイジー(井嶋啓介)と、トモが “坂道 登る感” と “坂道 下る感” を出してくれたから、歌詞のストーリーがすごく作りやすかったのも、グッジョブポイントだと思います。

 

坂道を登る時と、下る時。

同じ道だったとしても、行きと帰りで、感情も状況も変わっていて、

同じ景色も、全く違ったように見える。

 

目の前の世界が変わる、一瞬の歌。

その瞬間、人って頭が真っ白になっているはずですから、

そのままの心に、色を加えずに伝える歌です。

 

(よし、良いペースだ。本当に休み休み読んで下さいね)

 

3曲目『まいった』

作曲&作詞は片岡健太

 

2015年の5月〜11月まで、僕がいる4人体制としてのsumikaは活動休止をしていました。

復帰したタイミングでこのNikkiは立ち上げたので、詳しくはNikkiの初回をご覧下さいましい。

 

2015年の7月〜10月あたりは、僕の不調の原因も分かって、各々曲を書き溜めていた時期で(まだ僕の身体も本調子ではなかったので、ハードなライブリハはしませんでした)、その休養中に一発目に書いた曲が、実はこの『まいった』という曲。

 

楽曲はこれまで、相当な数書いてきたと思うのですが、

sumikaとしてもそうだし、前に組んでいたバンドもそうだし、

僕はこれまであんまり “バラード” というものを書いてこなくって、というか書けなくて。

 

「なんでなのかな?」って最近まで分からなかったんですけど、それってバンドをやり始めてからずっと “ライブ” を意識して、来てくれる人を意識して、曲を作っていたからなのかなという答えに行き着きました。

よく「自分の為に曲書いてます」って色んな人に言うんですけど、あれも半分本当だけど、半分は嘘な気がして。

(無意識だから、その嘘に罪はないと思っています)

 

ライブ会場で全員が大合唱出来る歌って、僕の中でバラードじゃないんですよね。

バラードってもっと、クローズドで、ジメっとしていて、”僕” と “君” 以外の登場人物は一切不要!

みたいなものな気がするんです。

 

学生の時にバンドを始めてから、ライブをやらない期間が1ヶ月以上空いた事なんてなかったし、一緒にバンドやっているメンバーに〜ヶ月っていう単位で会わなかった事もないし、そもそも僕は生まれも育ちも川崎だから、会おうと思えば家族にも、地元の友達にもすぐ会えるような環境でずっと育ってきて、

 

本質的な孤独とは、向き合わないで生きて来れちゃったんですね。

だから常に人を意識してた。

 

これは無意識です。

一旦外に出ないと分からなかった。

 

昨年休養した時に、もう致し方なく、孤独な時間が出来て、

初めて「ああ、一人っていうか、これは独りだ」って思ったんです。

 

物理的に一人になることは慣れていたけど、精神的に独りになることには、てんで慣れていなかった。

想像以上に寂しかったし、本能的に人の温もりみたいなものを、欲していた。

 

声が出るようになって、音楽出来るぞってなって「さあ、じゃあなんか作るか」ってなった時に、自然と出てきたのが、独りの時に、一人に向けて歌った歌だったんです。

すごくクローズドで、マンツーマンな。

そんな狭い歌が、自然と出てきた。

 

一人に届いたらいいやっていうつもりで作ったから、Aメロとかは今までの自分の歌では有り得ないぐらいに、声張ってないし(キーが低い)、歌詞も完全に1対1で、喋り言葉である「」も多用して書いて。

 

誰かに聴かれる前程で作ってないから、誰かが歌えようと、歌えまいと関係ない。

自分だけが歌える歌で、ただそれだけでよかった。

 

そんな歌を、治りかけのか細い声で録音して、携帯に曲データを入れて、たまに自分だけで聴いていました。

 

ある日、久々に地元の友達と飲もうってなって、じゅんちゃんとは実家同士が隣の学区ぐらいの家の近さなので、その中にじゅんちゃんも居て、

 

酔っ払った勢いで、じゅんちゃんの耳にイヤフォン突っ込んで聴かせたんですね。

 

そしたら、オイオイ泣き出しちゃって、その場で僕も聴いたら涙止まらなくなっちゃって、2人で泣きながら何度も聴いて、そっから先の記憶ないみたいな。

(多分酔い潰れた。笑)

 

それでようやく、バラードの真理みたいなものに、ほんの少しだけ触れた気がしたんです。

「これが自分が求めていたバラードなんじゃないか」って思えて。

 

曲調とか、早さとか、使っている楽器とか、バラードの定義は様々あると思うんだけど、僕の中では “狭い” 曲なんだなと。

 

みんなに歌われる前程じゃなくて、他の誰にも見せてほしくない、あなただけに宛てた手紙。

好きな人に送った手紙やメールなんてもんを、もし誰かに見せられた日には、もういっそ自分が住んでる街ごと消して欲しくなるからね。笑。

 

そういう部分を誰にも見せられない、格好付けマンな所が、きっと自分の心のどこかにあったんだと思う。

 

活動休止という期間があったから気付けた事、現時点でもたくさんあるけど、これに気付くのには時間がかかったー。

1年近くかかった。笑。

曲にして、誰かに聴いてもらってから気付く事が、これからも沢山あるんだろうなあ。

 

(さあ、次でラストの収録曲ですよ!ゴールは近い!)

 

4曲目の『オレンジ』

作曲は小川貴之、作詞は片岡健太です。

この曲はユニクロのふんわりルームウェアキャンペーンムービーの、書き下ろし楽曲として、制作されました。

 

そもそも僕らsumikaが、ユニクロとコラボレーションしている事って、皆さんの目にはどのように見えているのだろうか?

 

A. 多額のお金を積んだ?

そんな金、うちの事務所にある訳ないだろうが!!世界のユニクロさんだぞ!!それに見合ったお金を、うちの事務所がご用意出来る訳ないだろうが!!

(注:うちの事務所は、すごく良い事務所なのであしからず。笑。ユニクロさんにCMを依頼したらいったい幾らかかるのかは、僕は全く知りません)

 

A.社員が親戚

親父はガス屋だし、母親は専業主婦だし、姉2人は美容部員だし、婆ちゃんは農家だし、爺ちゃんはニートだわ!(片岡家の経歴、垂れ流し)

メンバーの繋がりがあってとか、実は御曹司とか、そんな事も一切ないです。笑。

 

夏のステテコ&リラコ、そして秋冬のルームウェアと立て続けに1年に2本もCMに出演させて頂けると、自分が外から見ていても色々な事を想像するかなと思うので、まず関係性から少しお話したいなと思います。

 

出会いは、今年の夏。

夏のキャンペーンムービーの楽曲提供アーティストの候補の一つに、sumikaを推して下さった方がいたのですが、他の候補の方もきっとたくさんいるだろうし、休養〜復帰明けて間もない、実績も大してない自分達が選ばれるはずないだろうなと思っていたのですが、ユニクロ社内で会議して頂いた結果、光栄な事にsumikaを選んで頂く事になり、

 

そこからあれよあれよと、CMの撮影になりまして、まず撮影現場での人間的なハモりがあったんですね。

男子校生の部活動のようなsumikaのテンション感に、自然とリンクしてきてくれていて(無理してくれていたらごめんなさい。笑)、撮影中も常に素の自分達でいさせてくれて、全くストレスがなかったんです。

『夏は来ぬ』のカヴァーのレコーディングに関しても、Loversのアレンジを参考にしながら、イメージしてくれたので、自分達的には全く無理難題を言われる事なく、このプロジェクトはゴールテープを切りました。

 

の、はずが、

せっかくここまでハモったから、もっと一緒になにかやりたい!という事になりまして『アンサーパレード』のリリース東名阪ワンマンライブツアーに、帯同してくれる事になるんですね。

そして全会場の来場者の方に、ステテコ&リラコを無料プレゼントという太っ腹な計らいまで。

各公演後には打ち上げに出てくれて、お互いアツい話もし合って、

もうそれこそバンド同士が対バンしたような空気感が、そこで確かに生まれたんです。

 

ワンマンツアーファイナルの大阪公演の打ち上げが終わって、「絶対にまた一緒になにかやりたいね」という話をしまして、ユニクロサイドが有言実行してくれたのが今年の秋冬のルームウェアのCMというわけです。

 

なんだかようやくきちんと関係性について話せたような気がする。

別に全部話すような事でもないのかもしれないけれど、sumikaというバンドがコラボレーションを大切にしているからこそ、関係性については、きちんと話しておきたかったのです。

きちんとお互い仕事としてやりきるぞっていうプライドはあるけれど、ビジネスライクなだけじゃなくて、リアルに好きですからね、ユニクロチーム。

関わる人の人間性を知らないと、必死になんてなれないから。

 

今回のCM楽曲は、デモの〆切まで残り3日というタイミングで、最後の最後でおがりんが書いてきた曲がこの『オレンジ』で、別の候補曲もあったのですが、せっかく作り上げた信頼関係の中では、兎に角、一切妥協をしたくなかった。

「もし違う曲でこのプロジェクトが進んでいたら…」と今考えるとゾッとするので、最終打席で名曲を書いてきたおがりんは、みんなのスーパーヒーローだった。

 

歌詞に関しては「このワードは必ず入れて下さい」というような指定もなく、事前の打ち合わせもせず、書き上げた後の修正もされないままで、収録されています。

ユニクロ側が求めていたものと、sumikaというバンドとして書きたいものが、完全に一緒でした。

さすがにこのリンクには驚いた。笑。

“やらされている事” と “やりたくてやっている事” の違いが、覆い隠せないような人間達の集まりがsumikaなので、

sumikaというバンド名で、こんなコンセプトでバンドを動かしていて、そしてこの曲で歌っている事を、自然と思えるタイミングで良かったなあと思いました。

 

休止から復活する際のNikkiにも書きましたが、正しく、迷わず、帰ってこれるのは、その場所に灯りがともっているから。

帰る場所があるから、スタートが出来る。

帰る場所があるから、旅は成立する。

 

そんな場所を僕達が、この曲で作る事が出来たのらば、ここから先、物理的に離れる事があったって、また必ず会えるし、会えない時間もワクワク出来る。

 

それは誰とであっても変わらない。

家族でも、恋人でも、親友でも、仕事仲間でも、久々に会える大切な人には、なるべく素敵な話がしたい。

そういう機会が、待っているんじゃないかって思えると、なんだか今も、もう少し頑張れる気がするから。

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——そのような4曲に、初回盤には大尊敬するTHE YELLOW MONKEYのカヴァー『TACTICS』も加えて『SALLY e.p』が、完成しました。

 

『坂道、白を告げて』の話をしている所で、今作は限りなくコンセプトアルバムに近いと、書いたのだけれども、ではそのコンセプトはなにか? と言いますと、

 

プリプロのスタジオで話した、あーでもないこーでもないの内容。

 

ライブが始まるまでは、無表情で手も上げず、拍手もしなかった人が、

ライブが終わる頃には、笑いながら、涙を流して拍手する。

そんな瞬間をステージ上から見せてもらいました。

 

ある人は「2年前に観たsumikaのライブがきっかけで、自分に夢が出来て、今その夢を仕事にしています」と言ってくれた。

 

ある人は「sumikaのライブで出会った人と、来年結婚します」と報告してくれた。

 

政治家の人や、偉い先生方が数時間かけて、どれだけ理路整然と諭したとしても出来ないような事が、音楽では1秒間で出来てしまうんじゃないかと思わせてもらえて、その現象に名前をつけるならば、それは “魔法” だ。

 

その一瞬が永遠になりますようにと、願いを込めて、

その一瞬の証人になれるような、存在で、作品で在りたいという気持ちを込めて、

魔法使いの名前から『SALLY』と名付けました。

実は他の意味もあるので、それは各所の取材でお話しているので、その機会に。(ちょい焦らし)

 

つらつらと書いていたら、超絶長くなってしまいましたが、

それほどに思い入れの強い作品が完成しました。

sumikaとしては激動の2016年、様々な変化があった年の締めくくりに、このような作品を発表出来る事を、嬉しく思えます。

 

どうか皆さんの生活に寄り添ってくれますように◎

 

sumika

片岡健太

 

————————

sumika
1st EP
『SALLY e.p』

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発売日:2016年12月7日
価格:¥1,380+tax
品番:NOID-0015(初回盤)、NOID-0016(通常盤)
発売元:[NOiD]/murffin discs
販売元:Japan Music System

[全4曲収録]
1.MAGIC【MV】
2.坂道、白を告げて
3.まいった
4.オレンジ
ボーナストラック.TACTICS (THE YELLOW MONKEY カバー) ※初回盤のみ収録

【全曲トレイラー映像】

■TOWER RECORDS

■HMV

■amazon

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SALLY

6月から始まった『アンサーパレード』リリースツアーが、ついに昨日の川崎CLUB CITTA’ 公演をもって、終了しました。

 

今回のツアーの事に関して、延々と書いてみたのですが、なんだか言葉にしてしまうと、少し嘘になる気がしたので(ボキャブラリーが足りないだけという弱音含む)、やめました。

ご覧頂いている、このNikkiの第一回目にも書かせて頂きましたが、人間の脳は言語3割、非言語7割で理解をしているらしい。

この事に関しては諸説あるらしいが、アンサーパレードツアーをまわって、やっぱりそうなんじゃないかなって、改めて思います。

 

噓偽りのない気持ちを持って、-Answer-と-Parade-をまわり、その2つのツアーで分かった事を、ファイナルの-Answer Parade- でお伝え出来た事。

それが全てです。

 

とても嬉しい事に、今回のツアーは全公演がチケットソールドアウト。

ライブ会場に来たくても来れなかった方がたくさんいるという状況の中で、このような文章を書くのは、少し乱暴かなと思ったのですが、それらしい言葉を並べて嘘をつくよりも、正直になった方がよかろうもん!

という事で、このようなインをしております。

どうも、片岡です。

 

僕の文章能力が足りない分は、我がsumikaチームが誇る、スーパーカメラマン。

後藤壮太郎くん(ゴトソー)が撮影してくれた、昨日のライブ写真が代弁してくれているはずなので、その写真達の一部をドン!

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そう。これが全て。

ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ。

(名フレーズ、拝借しまーす!)

 

我々は音楽家。

自分の心の中にあるものに一番近い形で、外に書き出せるのが、我々にとっては音楽なだけであって、話すのが得意な人、文章にするのが得意な人、別の手段で書き出すのが得意な人、それは人それぞれで良いと思います。

それが良いとか、あれが駄目とか、そういう事は一切無くて、

音楽で表現しているから格好良いという事もないです。

 

むしろ、考えている事を音楽に変えてから伝えるというのは、すごく手間な気がするし、出来ることであれば、思っている事をすぐに言葉にして、すぐに人に話せたら、早いのになあと思ったりもします。

 

生きている中で “これだけは” と思える事なんて、きっと5%ぐらいかもしれない。

あとはだいたい適当です。(僕は)

なんでもかんでもこだわっていると疲れてしまうから。

 

だけどせめて、大事な事ぐらいは、なるべく心に近い形で表現をする事が、誠意なのかなと思っています。

伝えたい相手が、大切な人であればなおさらです。

そういった気持ちぐらいは、面倒でも妥協せず、丁寧に伝えたいのです。

 

今回『アンサーパレード』という作品を作り、ツアーをまわって、
改めて “音楽が持っている力” に触れる事が出来ました。

「たった一度の音楽体験が、一生を変えるかもしれない」
そう思わせてくれたのは、メンバーであり、ゲストメンバーであり、スタッフであり、自分達に刺激を与え続けてくれるアーティスト仲間であり、そしてsumikaの音楽に出会ってくれた、あなたのおかげです。

この目の前で起こった奇跡のような出来事は、僕の大切な5%であり、”これだけは” です。

 

忘れたくないこの感情を、音楽家らしく、音楽に書き出して、伝えたくなりました。

『SALLY e.p』

という名前をつけた、この作品は、街が寒くなってきたなあという頃に、皆様に届けられるかと思います。

解けない魔法を、かけ続けたい。

 

そして、

この作品を携え、全国ワンマンライブツアーにも行かせて頂きます。

今回も、前回のツアーと同様、なるべくであれば、sumikaのライブに来たいと思って下さった全員の方が来れるように、前回よりも更に大きい規模の会場を選ばせて頂きました。

チケットが定価で買えないなんて、嫌だし。(NO 高額転売)

せっかくここまで大事にしてきた、5%なのに、我々と皆さんの間に、邪なものは入れたくないです。

 

誤解を恐れず言うならば、そういった事が問題で、争いが起きてしまうのであれば、もういっそのことチケット売り切れなくてもいいからチャレンジしよう。

というのが、今のsumikaの答えです。

 

もちろん会場規模が大きくなれば、やれる事も増えます。

ゲストメンバーを全箇所連れていくことが出来るし、スタッフチームを更に強力に出来る事によって、皆さんにもっと良い環境で、sumikaの音楽を感じて頂けるようになると思います。

 

「会場規模が大きくなったから、距離感を感じるようになった」

という気持ちも、すごく分かります。

 

ただ我々のワンマンライブに来て下さった方は分かって頂けるかなと思いますが、距離感はきっと近いはずですから。

そういうライブをするバンドだと思っています。(すごく勝手に)

 

あとは、物理的に距離感を縮めたり、対話する時間を多く設けるようなイベントなども組んでいきます。

 

誰も置いていかないチームで在りたい。

皆さんが、我々の側に居たいと思ってくれるうちは、いつまででも側にいられる環境を、sumikaは試行錯誤しながら、作っていきます。

 

 

正しく悩んで、

ありのままの歩幅で、

歩んでいきたいと思います。

 

改めて、sumikaをよろしくお願いします。

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sumika NEW e.p 『SALLY e.p』

発売日:2016年12月7日(水)

品番:NOID-0015

価格:未定

収録曲:後日発表

※お楽しみは少しずつお伝えしますね。

——————————————————

おし、

それでは、

魔法の修行へと行って参ります。

(レコーディングです)

 

にんにん。

(もうめちゃくちゃ)

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RALLY

夏は終わってしまったのか?

最近、セミさん達の鳴き声が聞こえなくなったぞ。

半袖のシャツでは、ちょっくら肌寒い日も、ちらほら。

 

僕は夏が好きだから、寂しいよ。

夏にやりたかった事、全然出来ていないのに。

早くまた帰ってきてね。

 

Nikkiの方では、お久しぶり。

どうも。

片岡です◎

 

「アンサーパレード」リリースツアーも、残す所はファイナルのみ。

全箇所、本当に楽しかったし、

音楽家として、たくさん吸収させてもらいました。

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これは共演してくれたSUPER BEAVER、イトヲカシ、Czecho No Republic、FINLANDS、フレデリックのメンバーだけではなく、携わってくれたスタッフチームの皆様や、フロアで待っていてくれた、あなたのおかげです。

 

この旅の中で、音楽を鳴らしながら、呼吸をするように、吸っては、吐いてを繰り返して、現在のsumikaは、とても良い状態です。

吸い過ぎも、吐き過ぎもよくない。

呼吸がうまくいくと、なにもかもが、すごく良い。

 

「一体なにが良いのさ」と、ツッコまれてしまうと、うまく言語化出来ないけれど

すごく良いんです。

(なんだか怪しいもの売っている人みたい)

 

ツアーファイナルが、今から本当に楽しみだよ。

この日にしか出来ない事、伝えられない事も、たくさんあるし。

前日、眠れるかなあ。

遠足前の、子供のようになってしまいそうで、いささか心配であるぞなまし。

 

 

そして、、

 

リリースツアーのファイナルに向けての話も加熱する中、

 

「アンサーパレード」のCDリリースから約4ヶ月経過したのとかもおかまいなしに、

 

8月にsumikaの流通音源の全楽曲をiTunes配信したのとかもふまえつつ、

 

 

……「アンサーパレード」のアナログ盤を発売する事になりました。(ドーン)

 

 

「ん?アナログ盤ってなに?」という方は、こちらを参照。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89

 

レコードですね。

今回は収録時間の問題で、LPサイズというもので制作させて頂きました。

 

大変光栄な事に、数千、数万人の方の前でライブをさせて頂く機会も出てきて、

ライブ会場の物販コーナーも、今は信頼するスタッフに全て任せ、

お手紙やSNSの返信なども、全員には出来ない状態です。

 

ライブに関しては1人でも、100人でも、1000人でも、10000人でも、僕らがやる事は変わらない。なにも変わっていないんだけどね。

物販コーナーにメンバーが出ていくと、メンバー全員お喋りなものだから、全員と話していたら、確実に朝を迎えてしまう。

手紙を下さったり、ネットを使って皆さんの言葉を頂けるのはとても嬉しいのだけど、これも全てに返信していると、スタジオで練習したり、曲を作ったりする時間がなくなってしまう。

(誰かはYESで、誰かはNOみたいな線引きが、とても苦手なチームなので、なんとも不器用でごめんなさい)

 

なんていうことを考えていくと、音楽を通して頂いたものは、音楽でしか返せないんじゃないかという結論になるんですよ。

 

個人的には、貸しっぱなしは一向に構わないのですが、

借りっ放しは、苦手なんです。

(どちらかしか選べないのなら、貸して終わりたい)

 

もらっているのだから、返したい。

 

出来ることであれば、誤解のないように。

自分達の音楽や、自分の言葉を、

嘘偽りのない、自分達の温度で。

 

ライブ会場の規模が変わったり、sumikaの音楽を応援してくれる人々が増えたり、スタッフが増えたり、そういった事で、距離感を感じてしまう事はどうしてもある事だと思います。

 

だからこそ、誤解のないように。

(大事な事は二度言う)

 

「僕らはこんな人達です」っていう事を、伝える相手によって、コロコロと変えられる程、器用じゃない。

どの角度から見られたって、根っこはただの音楽好きのあんちゃんです。

 

sumikaの音楽の温度感が、CDとはまた違ったように聴こえる、レコードというものに、自分達の音楽を収録し、CDの何倍もある大きさにアートワークを施し、

皆さんにお渡しするのが、誠実なんじゃないかっていうのが、今回の考えです。

(レコードというもの自体の素晴らしさの云云を書いてみたのですが、自分よりもよっぽど上手く表現して下さっている方が、この世にはたくさんいらっしゃるので、尊敬の念を持って、そこは割愛します)

 

CDを買って下さった方がいて、

ライブに足を運んで下さる方がいて、

sumikaのグッズを手に取って下さる方がいて、

 

成り立つ贅沢だと思っています。

 

iTunesで配信したのは、手に取り易い環境を拡大する為。

10/15に片岡ソロでワンマンライブをやらせて頂くのは、物理的に距離感を縮めて、温度感を伝える為。

 

ひとつひとつ、皆様から頂いたものを、音楽を通して、

更に良いもの(だと信じています)にして、返す。

 

先程も言いましたが、どちらかと言えば貸しっぱなしで終わりたいのに、

返してくれるものだから、ラリーが終わらないんです。

 

幸せな事です。

人生で今が一番幸せなんじゃないかって、最近ずっと思っている。

噛み締めないと。

 

前から思ってたけど、もうこれ日記じゃないじゃんって思うんですよね。

けど、いいんだ。

Nikkiだし。

(imi shin!)

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練り歩いては、微笑んで

sumikaの新作「アンサーパレード」がリリースされて、約3週間が経ちました。

色々な方々から、様々な感想を頂き、
その反応は思ってもみないような方向に反射して、僕の前を超高速でかすめていいく。
そんな毎日を送っています。
(のっけから感覚的な表現ですみません。笑)

作品が出る度に「あー、もうこれ以上の作品は作れないかもなあ」と思うのですが、その超高速でかすめていく¨なにか¨を見てしまうと「いや、次はアイツを掴めるんじゃないか」という気になって、次の作品の事を自然に考えているのだから、不思議なものです。

気持ちや言葉には鮮度があると思うので、この気持ちを携えたまま、新曲作りに励みたいと思います。
今夏はまず、新しい基地作りだ。
頑張るぞう。
(この話は長くなりそうなので、なんらかの方法で小出しにしてお見せしていけたらと思います。ワクワク)

さあ、そんな最近のsumikaズはといいますと…、

まずは念願のROCK IN JAPAN FESTIVALに出演が決定。
夏の楽しみがまた一つ増えた。
憧れ続けた、ひたちなかの大草原の中で歌えると思うと、胸が震えるね。
皆と、一生忘れられないような、2016年の夏を作りたい。

ロッキンチームの方々と直接話す機会も多くて、沢山刺激をもらっています。

形は違えど、同じ方向を向いている人とは、すぐに理解し合える事が多い。
こういう時に、悔しさも、失敗も、全てプラスになるんだなと思える。
(大失敗した時は、超ヘコんで強めのお酒にエスケープしてしまうのですが)
さあ、反撃の狼煙だ。

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そして、ユニクロの「ステテコ&リラコ」のWeb CMに出演が決定しました。
Web CMにメンバー全員で出演、音楽も担当させて頂き、更には店頭のポスターにも使用して頂き、店内放送でも喋らせて頂いております。
ユニクロの店舗に行った際は、ステリラコーナーで我々のニンマリした姿を是非ご覧ください◎

加えてなんと、我々の東名阪のワンマンツアーでは、来場して下さった方全員に、ステテコ&リラコをプレゼントしてくださるそうです。
超太っ腹。
今年の夏はステリラ履いて、一緒に部屋でダラダラしましょう。
(夏フェスに履いていくのもアリですね)

Web CMは現在公開中☺︎
【ステテコ&リラコ sumika version】

【ステテコ&リラコ フルversion】

TVのニュース番組では、暗いニュース7割、明るいニュースが3割ぐらいなので、せめて我々ぐらいは明るいニュース10割でいきたいものです。

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さあ、そんなこんなで、ドヒャーーッと怒涛な毎日を過ごしていましたら、
明日からはもう「アンサーパレード」のリリースツアーがスタート!

東名阪ワンマン&全国の対バンツアーは、ありがたい事に全箇所ソールドアウト。

感謝です。

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ステージメンバーも決まり、スタッフチームも決まり、曲目も、演出も全て決まり、あとはパレードの始まりを待つだけです。

明日から発売される新グッズ達のデザインは、
バンダナを「アンサーパレード」のジャケットデザインを担当してくれたmokumeの栗原さん。
デニムトートを後藤壮太郎くん。
Tシャツ、ピンバッジ、缶バッジ、タオルのデザインをナミーが担当してくれました。
-Frontier-の革アイテム達も、HaN madeが頑張って追加納品してくれました。

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音楽と同様に、ものづくりに関しては全て、フルスイングですので、よろしくお願いします。
(明日の先行物販、雨が降らないといいなあ)

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明日からのライブをイメージして、何度も何度も、最初から最後までを想像してみるんだけど、毎回違う着地点になる。

でもそういうものだなと思う。

その場で感じた事を音にして、言葉にして、表情にして、温度に変えて、表現したい。

切ない時に笑っちゃう事だってあるだろうし、
悲しみではなく、幸せで涙が出る事もあるだろう。

”感情”と”現象” を、お決まりのセットとして考えて、
「こんな時に泣いちゃダメだ」
とか
「今笑ったら場違いだろう」
とか

そんな事を心配する必要は一切ないです。

自然が一番。
笑いたい時に笑って、泣きたい時に泣く。
自然に起こる現象を、感情でセーブしようとするのは、とてつもないストレスらしいです。

ライブ会場で出会える感情と、現象と、仲良くしながら、

一度しかない今日を、共に作って下さい。

”愛しかないしか” をスローガンに掲げ、sumikaチーム一同、ご来場を心からお待ちしております。

さあ、パレードの始まり。

sumika
片岡健太

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—パレード前夜—

さあ、明日はいよいよ我々sumikaズのNew Mini Album「アンサーパレード」の発売日。

「sara」のMVも本日投下されて、収録曲の中からは合計3作品のMVが公開中。
▶︎Lovers 【Music Video】
▶︎溶けた体温、蕩けた魔法【Music Video】
▶︎sara 【Music Video】

全曲試聴出来るトレーラー映像もあります。
▶︎sumika / 「アンサーパレード」 Trailer

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いよいよだ。
いよいよ。
いよよ。

何度経験しても、作品の発売日の前日というのは、妙にソワソワする。

日記を書くような感覚で、日々曲作りをしているので、相対的に見ても、デモ楽曲の数は決して少なくはない方だと思う。
ただ ”名曲を毎日生まなければいけない” という使命感にかられて曲を制作している訳ではないので、
見返してみると「手刀ですいか割りたい」とか「タイの人が北海道に移住する心意気」といったような、気の抜けた仮タイトルをつけたものや、決して人様に聴かせられるようなクオリティではないメロディラインのものも多々ある。(というか9割近く、そうかもしれない)

その中で自分自身が “おっ、これは良い曲になりそうだなあ” と思うものにドラムを打ち込んで、ベースの音を入れて、曲の完成図が見えるような、おめかしデモ(少し気合いを入れたデモ)を制作する。
それをまずメンバーに聴かせる。(なにげにこの瞬間も緊張する)

メンバーに聴かせて反応が良かったものを、スタッフチームに聴かせて、会議をして、プリプロ(超本気出したデモ作り)をやって、歌詞を書き上げて、正式にレコーディングをして、やっとこさ皆様に聴かせられるような状態の音が完成する。

文章にすれば、最初のデモ〜音の完成まで、数行にまとまるが、手刀をすいかで割りたいと思ったあの頃からは、早くても2〜3ヶ月、長ければ数年が経過している。

なので作品が発売されて、皆さんに聴いてもらえる頃には、最初にあった “これは良い曲になりそうだなあ” という自信みたいなものが、時間が経過している分、少し薄れている頃なのです。
この感情をうまく言葉にするのは、とても難しいのですが。

メンバーに聴かせた時に似ているのかな。
発売日前日のこの緊張感は。

音楽ってそもそも野球やサッカーみたいに「ゴール決めたら1点!」みたいな絶対的なルールがないもので、好き嫌いは感性だから。

メンバーやスタッフがいくら良い曲だと言ったからといって、聴く人全員が良い曲だと思う事なんて、ありえないと思うんです。

だから、緊張する(何回言うの)

でも、メンバーに聴かせた時の「これ、いいじゃん!!」とか、
スタッフに聴かせた時の「いやぁ、名曲完成ですな」という感想はもちろん、

「ここはもうちょっと、こうした方がいいんじゃない?」とか、
「これはお蔵入りですな」という少しマイナス方向な感想だって、

どっちの感情でも、外に出して見せてもらえたら、僕にとっては栄養になります。

心電図と一緒で、良いも悪いも一定になったら止まっているのと一緒ですからね。
良いも悪いも、光も影も、好きも嫌いも、両方あるから、脈を打つんです。

頂いたお手紙も全部読ませてもらっていますし、
SNSもなかなか返信しきれないですが、読ませてもらっています。
ライブに参加して、声を掛けて頂いたり、表情に出してもらったり、
どんな方法でも良いです。

あなたにとって、僕達はどんな音楽だったか、知りたい。
音楽で人生は変わると、昨年の7ヶ月の休養期間を経て、僕は痛い程に知ってしまったので、あなたの事を知りたいんです。

僕達は音楽家なのでつい主観的に書ける、音の話ばかりになってしまいましたが、
アートワークだって、MVについてだって、グッズデザインに関してだって、
なんだってそう。
知りたいんです◎

sumika第二章を進める上での、一つのアンサーを、
音を鳴らしながらパレードしていきます。
5/25から先は、あなたもその一員です。

周りが見えなくなる程に、つっ走る必要はない。

景色や、風を楽しみながら、共に歩いていきたい。

誰も置いていかない早さでいい。

さあ、パレードの始まりです。

sumika
片岡健太

——————————————

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sumika
New Mini Album
『アンサーパレード』

発売日:2016年5月25日
価格:¥1,800+tax
品番:NOID-0011
発売元:[NOiD]/murffin discs
販売元:Japan Music System

初回出荷分はスリーブケース、住処新聞(謎の応募券付き)封入
※初回出荷分終了後は、通常盤に変更になります。

購入店鋪によって、特典ステッカーもついてきます。
詳しくはsumika HPでご確認下さい。

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[全7曲収録]
1.sara
2.Lovers
3.明日晴れるさ
4.1.2.3..4.5.6
5.enn
6. 溶けた体温、蕩けた魔法
7.「伝言歌」-Answer Parade ver.-

TOWER RECORDS

HMV

amazon

ー「アンサーパレード」Release Tourー
▶︎Oneman Live Tour -Answer-
6月17日(金)東京 赤坂 BLITZ ※THANK YOU SOLDOUT!!
6月29日(水)愛知 名古屋 CLUB QUATTRO ※THANK YOU SOLDOUT!!
7月1日(金)大阪 梅田CLUB QUATTRO ※THANK YOU SOLDOUT!!

▶︎Joint Live Tour -Parade-
7月18日(月・祝)香川 高松 DIME ※THANK YOU SOLDOUT!! w./SUPER BEAVER
7月20日(水)福岡 Queblick 
w./イトヲカシ
8月22日(月)広島 SECOND CRUTCH
 w./Czecho No Republic
8月24日(水)静岡 UMBER w./Czecho No Republic  O.A FINLANDS
9月8日(木)新潟 GOLDEN PIGS RED STAGE w./フレデリック
9月9日(金)宮城 仙台 MACANA 
w./フレデリック

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最後の「ただいま」そしてこれから

(今回は長いど!!お時間のある時にのんびり読んで下さいね◎)

 

昨日、3/16をもって「Re:Birth」Tourが終了しました!

メンバー+ゲストメンバーのトリくん、タロウさん、

音響、照明、撮影、マネジメントを含めたsumikaチーム総動員で、東名阪を行脚。

音楽人生史上、最も楽しく、最も感情が様々な方向に振れた旅でした。

 

▶︎3/9 愛知・名古屋APOLLOBASE

雨がシトシト。寒い。数日前まではあんなに暖かかったのになあ。

この日は『Lovers / 「伝言歌」』の発売日◎

(LoversのMVが公開中でござる。https://youtu.be/FFITBgsyVr4)

という事で、会場の入り前にsumikaチーム全員でおみせ丸へ。

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事前告知なしのゲリラ突入であったにも関わらず、待っていて下さった皆様とパシャリ。

発売日に地元以外の場所にいるのは初めてなので、新鮮な気分。

 

そして会場入り。

寒い&雨の中、先行物販の為に並んで待っていてくれた皆様、ありがとうございます◎

冬は寒くない場所で先行物販などをやれたらいいなあ。考えます。

 

ツアー初日はとにかく色々な感情が爆発した。

メンバー全員そうだったと思う。

昨年の11/28に私はひとまず帰還したのだけど、本当に “ひとまず” だったので、改めて帰ってきたんだなあ。と深く感じる貴重な時間でした。

アポロの野口さん、佐藤くん、サンデーフォーク間瀬さんとご飯を食べながら、色々な話をして、

自分が生まれ育った訳でもないこの街で、帰ってこれる場所を作っていてくれる人達、フロアもスタッフも演者も関係なく、全員ひっくるめて、本当に大事にしたいと思った。

どうやったらこの気持ちを、みんなに伝えられるのだろうか。

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▶︎3/10 大阪・福島 LIVE SQUARE 2nd LINE

ツアー2日目。

まずは音響の大内たっつん&照明しょうたろうさんを交えて、昨日のライブの反省。

「もっとこうしたらいいんじゃないか?」

という話をして、

「じゃあ、今日はこうしよう!」

という話合いをして、すぐに活かせるのが、ツアーの醍醐味だ。

このレスポンスのスピード感というのは、すごく重要だと思っている。

やはり人間は、忘れながら生きていく生き物なので、

特に僕のようなポワーン(反対語はシャキッ!)とした人間にとっては有り難い。

 

そうちゃん(後藤壮太郎)が帯同してくれているから、こんな事も出来る。

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Newグッズを持ってはしゃぐsumikaズ。

タオル&ステッカーのデザインはナミ氏。

ポーチのデザインはそうちゃん。

iPhoneケースのデザインは大川くんにお願いしました。

各アイテム、超売れしてくれて嬉しい限りです。

 

活動再開以来、この日のライブが初の大阪でのライブとなるので、

フロアで待っていてくれたみんなの「おかえり」の感情の詰め方に愛情が溢れていて、

終始、泣きそう。嬉しい。幸せ。泣きそう。楽しい。泣きそう。という感情のループでした。

セカンドラインで「ただいま」を言うことに意味があった。名古屋アポロもそう。

sumika[roof session]で、僕以外のメンバーと、みんなの間でした約束を、

sumika全員で、きちんと守れて嬉しかった。

 

終演後はキョードー川上さん、ソウルフードのふみやん、ボーン山本、onelifecrewのユースケと、結局朝まで飲んで、sumikaの未来について語った。

沢山考えなきゃいけない事が見つかったけど、それ以上にワクワクした。

やりたい事だらけだから、単純に順番を決めるだけなんだけど、

次はなにをやろうかねえ。

sumikaズ。

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▶︎3/16 東京・恵比寿LIQUID ROOM

生まれ変わりの旅の終着駅は、恵比寿LIQUID ROOM

個人的にも思い入れの強い場所で、リハーサルの時からこみ上げるものがあった。

 

地元という事もあって、駆けつけてくれる方々も多数。

この日の差し入れだけで、一週間ぐらいは生活出来ちゃうんじゃないかって程に、沢山頂いてしまった。

今日も私は甘い物を食べている。ムシャムシャ。

 

東京公演のみ参加してくれた大事なスタッフもいたり、フラッグを大川くんが作ってくれたりと、名阪のツアーに参加してくれた人にも、改めて楽しんで頂けるような、これぞツアーファイナルという1日だった。

一番しんどい時期を知っている、ディスクガレージの宇宙さん、ミヤタさんとも、きっちり再会出来て嬉しかった。

こんだけ楽しいツアーが終わって欲しくない気持ちもあって、駄々をこねるような気持ちになったけれども、片岡健太の個人的な「ただいま」はもうこれで終わりだ。

もう次の「おかえり」はバンドとして、sumikaとして、もっと日常的な気持ちで使ってもらえる「おかえり」をもらえるように。

そしてこちらも「おかえり」と言って、いつでも笑って迎え入れられるような住処を、改めて作っていきます。

いつでも「いらっしゃい」

いつでも「いってらっしゃい」

と言える住処を。

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「Re:Birth」Tour は最高のツアーでした。

どのライブでも言ったけど、sumikaはメンバーだけでは絶対に成立しないチームで、

本当に色々な人の支えの元で成り立っている。

 

イベントではなく、ワンマンライブツアーという事で、ゲストメンバーやスタッフチームの感情まで、色付いて見えたのではないかなと思います。

 

それはフロアで支えてくれたあなた方も同じ事で、ワンマンだからこそ見えた表情、感情も沢山ありました。

よって全会場、私、感動して泣く。という結果になるのですが(笑)

 

課題も沢山ありました。

sumikaのライブに初めて来てくれた人や、ライブハウス自体に初めて来た人が多かった中で、”楽しめた人” と “楽しめなかった人” がいたという事。

ライブはステージだけで作っている訳じゃない。

フロアでなにかが起きたら、僕達のステージにも当然影響します。

見たい人、聴きたい人、感じたい人、揺れたい人、踊りたい人、騒ぎたい人、泣きたい人、笑いたい人、全てを忘れたい人、今を忘れたくない人、

 

沢山の目的があって、僕達sumikaのライブに足を運んでくれているのだと思う。

休養を経て、更に強く思う事なのですが、ライブが出来る事、ライブを見れる事って”当たり前”な事じゃない。

どれだけこちらがやりたくても、どれだけみんなが見たいと言ってくれても、次はもうないかもしれないんだ。

 

同じお金を払って、同じだけの時間を使っている以上、

なるべく負の感情は生み出したくない。

目的が違う人達が、同じ空間にいるとはいえ、だ。

 

”sumikaが好き” という共通項はあるので、分かり合えるポイントはきっとあると思う。

そもそもsumikaは音楽家のコミュニティー以外の方々とも、一緒に作品を作っていくチームだから、様々な人達ときっちりコミュニケーションをとってやっていきたい。

 

対話出来る時間があるというのも、ワンマンライブの良い所だ。

次のワンマンツアーの時は、色々対話しながらライブが出来たらいいな。

僕達も色々と考えながらやっていくので、一緒に作っていきましょう。

 

と、い、う、訳で、

昨日発表になりましたが、我々sumika 5/25(水)にNew Mini Album『アンサーパレード』を発売する事になりましたー!(最後の最後に投下)

わーい!

わーい!

早あああ!!!笑。

超自信作ですので、ものっそいお楽しみに。

 

それに伴って、東名阪ワンマンライブツアーも開催します!

・東京は6/17(金)赤坂BLITZ  (http://www.getticket.jp/g?t=qyqiray)

・名古屋は6/29(水)名古屋CLUB QUATTRO  (http://www.getticket.jp/g?t=qyqiray)

・大阪は7/1(金)梅田CLUB QUATTRO (http://www.getticket.jp/g?t=qyqiray)

嬉しい事に、「Re:Birth」Tourのチケットが、かなり早いタイミングで売り切れて、
行きたいと思った時に行けなかったり、転売目的でチケットを購入する人が出てきたり、という事も出てきたので、前回よりも大きな会場で、やらせて頂く事にしました。

”大きな会場でやる事”が目標ではなく、
”sumikaのライブに来ようとしてくれる方々が、ストレスがなく来れるようにするにはどうしたらいいか?”
という事を考えた上で、会場を決めました。

sumika[camp session]のTourはライブ中の距離感が、演出上でとても大事になってくるので、東京・大阪の会場を決めました。

今回のように大きな会場でしか出来ない演出もありますし、ずっと連れていきたかったスタッフを、連れていく事も出来るようになります。

ライブ会場でしか感じられない事を、沢山感じて頂けますように。

チケットの最速先行予約も既に開始しておりますが、3/22の23:59までが受付で、こちらは抽選なので、焦らずで大丈夫です。

 

さあ、これからも攻め&攻めなsumikaズ。

笑いながら、泣きながら、

人間らしいパレードの始まり。

 

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片岡健太

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All Photo by 後藤壮太郎

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New Mini Album

『アンサーパレード』

発売日:2016年5月25日
価格:¥1,800+tax
品番:NOID-0011
発売元:[NOiD]/murffin discs
販売元:Japan Music System

全7曲収録予定
※収録曲等詳細は後日発表!

『アンサーパレード』Oneman Live Tour -Answer-

6月17日(金)@東京・赤坂BLITZ
OPEN/START 18:00/19:00
前売/当日 ¥3,300/¥3,800 (1ドリンク別)
問い合わせ:ディスクガレージ(050-5533-0888)

6月29日(水)@愛知・名古屋CLUB QUATTRO
OPEN/START 18:00/19:00
前売/当日 ¥3,300/¥3,800 (1ドリンク別)
問い合わせ:サンデーフォークプロモーション (052-320-9100 )

7月1日(金)@大阪・梅田CLUB QUATTRO
OPEN/START 18:00/19:00
前売/当日 ¥3,300/¥3,800 (1ドリンク別)
問い合わせ:キョードーインフォメーション (0570-200-888)

詳細は[schedule]ページへ!

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「sumika[camp session]ワンマンライブ開催決定」

どうもこんばんは!こんにちは!
今回の更新は、初登場となる私sumika key/cho 小川貴之が担当させていただきます!

うおぉ緊張するよ!(焦るな。落ち着け。深呼吸。ふぅ。)

先日、我々sumikaはsumika[camp session]でのワンマンライブ開催決定というニュースを発表しました。

そしてそれと同時にとっても素敵なアーティスト写真も公開になりました!

image撮影は後藤壮太郎氏!僕と同い年のとっても信頼出来る大先生です。とっても良い写真にメンバー大満足です!(笑顔満点)

さてさて話を戻しますと

sumika[camp session]とはなんぞや?sumikaと何が違うの?

とニュースを見て感じている人も多いはず。。。
ということで、この場を借りて私が責任もってしっかりと説明させていただきます!

◎sumika[camp session]とは?
sumika[camp session]ではsumikaのメンバーである片岡、荒井、黒田、小川の4人にゲストメンバーを迎えた編成でアコースティックライブを行います。

 

『アコースティックっていつものバンドのライブに比べたら物足りないんじゃないの?』

 

心配ご無用!モーマンタイ!

音圧はフルバンドに劣るかもしれませんが、sumika[camp session]にしかない物や、出せない音が沢山あるのです!(渾身のドヤ顔!!!)

演奏する楽曲はsumikaの曲をアコースティックアレンジした物から、完全にsumika[camp session]オリジナルの楽曲まであります。
普段聴いたことのない曲を特別な空間で体感出来るのもsumika[camp session]の魅力の一つです。

そしてsumika[camp session]の活動の中で大事にしていることが、会場に足を運んでくれたお客さんとの「距離感」です。
最近SNSで「sumikaが遠い存在になっていく。。。」
みたいなツイートを見かけるようになりました。

僕らにそんな感覚は微塵もないのですが、大きなステージで演奏する事があったり、メディアに載ったりすることで、そう感じている人がいることは確かだと認識しています。

なんて悲しいんだ!そんなことない!いつだってそばに居たいんです!(落ち着け!vol.2)

これは完全に僕の持論ですが、音楽には「距離感を縮めた瞬間の化学反応」みたいなものがあると考えています。
同じ空間、その場所であなたが
目の前にいるからこそ伝えられて
目の前にいないと伝わらない

「温度」があると信じています。(あってほしい!)
そんな心がじんわりするような空間をいつまでも楽しみながら作っていきたい!

それを実現出来るのがsumika[camp session]なのです!(キメ顔!)

今回、少しでも肩の力を抜いてリラックスしながら僕らの音楽を楽しんでもらえるよう、sumikaチーム全体で会場選びから雰囲気作りまで1から考えました。(会場に足を運んでくれたお客さんの笑顔を想像しながら考えている瞬間が本当に幸せで楽しい)

満場一致でワンマンツアーに選んだ会場は東京・晴れたら空に豆まいて、大阪・梅田シャングリラの2カ所です。

本当に本当に素敵な場所!距離感を縮めた空間で素敵アレンジのアコースティックライブを全身で堪能していただけたらと思います!

なによりねえ

演奏している本人達が超楽しいんです!それも伝わると嬉しいです!絶対伝えられると思います!(ハードルあげちゃった)

↓↓ライブの詳細は以下の通りです
【sumika[camp session] Live Journey 2016 ーTORCHー】
◎4/23(土)大阪・梅田シャングリラ
開場/開演 18時00分/18時30分
料   金 前売券¥3,500/当日券¥4,000
出   演 sumika [camp session] ※ONEMAN LIVE
チケットは2016/02/06販売開始(先着順) ※全席自由http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002181476P0030001P0006

◎4/29(金・祝)東京・晴れたら空に豆まいて
開場/開演 18時00分/18時30分
料   金 前売券¥3,500/当日券¥4,000
出   演 sumika [camp session] ※ONEMAN LIVE
チケットは2016/02/06販売開始(先着順) ※全席自由
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002181498P0030001P0006

詳細はHPのスケジュールをご覧ください!http://www.sumika.info/schedule/index.php

sumika [camp session]のライブを見たことある方も、これから出会う初めましての方も、全員が楽しんでいただける内容をご用意します!

長くなってしまいましたが、ここらで小川初Nikkiを締めくくらせていただこうと思います。

今回sumika [camp session]でのライブを発表出来て本当に嬉しく思っています。活動休止を経て復活出来た今、音楽を楽しみながらやれることがとっても幸せです。そんなハッピー集団が超絶楽しみながらライブをするんだからsumika [camp session]のライブは間違いなく楽しめる物になるぜ!(キメ顔!vol.2)

それではライブハウスで待っています!さて準備に取りかかろう!!

sumika key/cho 小川貴之

2016年3月9日、嬉しいお知らせは続く続く

昨日のライブでゲリラ的に発表致しましたが、我々sumika 2016年3月9日に新作を発売することになりました。内容はコチラ。ファイッ!

ーーーーーーーーーー

『Lovers / 「伝言歌」』

発売日:2016年3月9日
価格:¥1,500+tax
品番:NOID-0009
発売元:[NOiD]/murffin discs
販売元:Japan Music System

※数量限定盤
仕様:CD+DVD

▶︎CD収録曲

1.Lovers
2.「伝言歌」
3.Lovers(Instrumental)
4.「伝言歌」(Instrumental)

▶︎DVD収録内容

sumika Film #1 〜ふっかつののろし〜
・11/28@shibuya eggmanにて行われた、「ふっかつライブ」の模様
・「ふっかつライブ」へのドキュメント映像、メンバーコメント

ーーーーーーーーーー

sumika初の両A面シングル。

これはどっちがシングルで、どっちがカップリングっていうのが選べなかったので、カップリングという立ち位置のものを無くさせてもらって、2曲ともリード扱いさせて頂くぜ。(漢気)ということです。
いつも通り、sumikaは全曲ハズれなし。

1曲目の ”Lovers” は、昨年の活動休止を経て気付けた事を、楽曲にしました。

休止している時はとにかく悔しくて、悲しくて、涙を流す事も多く、心の中にモヤがかかっているような状態だったのですが、sumikaを作る全ての方々に本当に救われて、無事に復活する事が出来まして、久方ぶりにモヤが晴れた心の真ん中には、気付けば「愛情」と太字で書かれたお土産が、ドンと置かれていたのです。

思い返せばずっと昔からそこにあったのかもしれないのですが、敢えて向き合わないようにしていたのかもしれません。
自分にはまだ早い。と理解を先延ばしにしていた言葉だったのかも。

じゃあ心のド真ん中に居座っているこの感情を、一体なんと言えばいいんだろう。
となった時に、やっぱり「愛」という言葉でしか表現出来ないんじゃないかなって思ったんです。(太字で書いてあるし)
そうでしかないって自分が思うのだったら、これを機に「愛」ってものと、一回真剣に向き合ってみてもいいんじゃないかなって。(だって太字で。。)

正直今でも「愛」ってなに?
って聞かれたら「みんな知らないのかい?愛ってコレよ!」ってキッパリと答えられる自信は全くありません。
言葉の羅列だけでは。

だから自分は音楽家らしく、表現を音楽に頼りました。

歌詞の中では”愛すべきものとの関わり方”を書き、音には2016年現在の自分が考える”愛ってこういう音”というものを詰め込みました。

素直になったらとんでもない事になりました。
ディズニー映画とか、観まくっちゃったもんね。笑。
初めて触れる楽器にも、たくさんチャレンジして、色々な人の手を借りて、全員で攻め切りました。

sumikaにとっての愛は、きっとこういうものなはず。
幸せすぎて、どうにかなってしまいそうな音楽。
2016年現在の「愛」の答えが出せたと思います。

ーーーーーーーーーー

もう一曲の”「伝言歌」”は、僕が18歳の時に作った楽曲。
元々仲良くしていた5人のグループの中の、ある女性と、男性の友達の話を歌にしました。

彼らは3年間お互いを片想いし続け、想いを告げないまま、互いが同タイミングで遠方に引っ越す事になり、このまんまじゃいかんだろ。

と、勝手なおせっかいを大発動させた片岡少年は、「どうしても言葉に出来ないなら、歌にして伝えようよ」と、女性側に提案して、無理矢理歌ってもらった曲です。
空港までアコギを持って駆けつけ、一回だけ彼の前で歌って、彼は旅立っていきました。
その数日後に彼女も旅立ちました。

後になって、同日のほぼ同タイミングで、2人から「あの曲、健ちゃんのバンドで歌ってほしいな」という提案を受け
(あの時、2人は言い合わせていたんじゃないかと、今でも疑っています)
キーを変え、当時組んでいたバンドでずっと歌い続けてきました。
あの時、あの瞬間に輝いていたものを、どうにかして守り続けたかったのかもしれません。

その後、デモ音源に収録した事はあるものの「デモ制作時の純度に勝てる自信がない」という理由から、正式音源化の話は全て断り続けて、ライブのみでやる楽曲。という立ち位置を守り続けてきました。

では何故今、sumikaになってこの楽曲を正式音源化しようという話になったかというと「今の、このsumikaというチームならば、あの時の気持ちを超えられる」という自信がついたからなのです。

”変化する事が怖い”
”あの時のまま綺麗に仕舞っておきたい”

その気持ちより、僕達にとって、とても大事な曲だから、今のこのsumikaで歌い繋いでいきたい。という気持ちが勝ちました。
これって自分にとっては、革命だったんです。
嬉しい革命。
今回の活動休止期間が、この感情に作用しているのも、確かな事。
今と昔を繋いでくれたのも、やはり皆の愛情でした。
あの時輝いていたものを、もう一度輝かせられるチームの中に今の自分が居られる事を、誇りに思います。

ーーーーーーーーーー

2曲とも少し立ち止まらなかったら、気付けなかった事ばかりなのです。

その時間、屋根が吹き飛ばされないように守り抜いてくれた全ての方々の為にも、誠心誠意尽くしたいという気持ちで、ふっかつライブの映像も入れさせて頂きました。

キャパの都合上で、お越しになれなかった方々にも是非見て頂きたいです◎
7ヶ月振りのライブという事で、拙い演奏ではありますが、多分この日のようなライブは狙っても一生出来ないと思います。

歌である限り、出来る限り歌ってほしい。
(本当はカラオケとかバンバン入ってほしい)
という気持ちと、
音楽って楽しいから皆やってみたらいいのに!
という気持ちから、
合わせて歌えるように、演奏の音が聴こえるように、初のインストゥルメンタルも収録しました。

チーム全員で、「あーでもない、こーでもない」と時折下ネタも交えながら、真面目な沈黙も挟みながら、考えた末の復帰後第1作目です。

いつでもsumikaらしく。
ハッピーに!

まずは今回のお知らせが出来た事を、本当に幸せに思います。
新しい作品を発表出来る事、もう当たり前だなんて絶対に思えないから。
マイナスな話では決してないけど、これで最後になるかもっていう気持ちを持って作っています。
生まれてきてくれてありがとう。

続報はまだまだ続きますので、是非チェケラチオして下さいね◎
あとここも色々相談しましたが、どうしても今作は数量限定でしか作れないようなので、是非とも予約してゲットンして下さい。
どうぞよろしくお願いします!

ああああ、良い曲だ。
(今聴いています)

sumika
片岡健太

※レコーディング風景の一部をドーン
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