皆様、おはこんばんにちは。(全方位挨拶)
片岡です。
「ツアー終わったー!」
と旅を終えた余韻も束の間に、レーベルナイトで鹿児島へ行き、そのまま夜はみんなで宴、翌日昼から地元に戻って曲作り、メンバーとスタジオ、2日間家に籠って歌詞を書いたのに消えて(一回も保存ボタン押してなかった)絶望し、逃げるように小田原城を見にいったら歌詞を思い出し、その勢いでメンバーと合流して小田原でスタジオ、帰ってきてスタジオ、スタジオ…
と、していたら今日になりました。(やっほう)
はい。
冒頭にシュパッと言ってしまいましたが、改めてしっかりと。
『SALLY e.p』RELEASE Tourが無事に終了しました!
ぐああああ!!!
ただいまあああ!!
ご来場頂いた皆様、チケットをお持ちでなくても会場までグッズを買いに来て下さった皆様、チケットを取る為に動いて下さった皆様、会場スタッフ、各地のイベンターチーム、sumikaスタッフ、ゲストメンバーの皆さんに本当に感謝です。
今回のツアー、端的に言うならば、
「超楽しかった」
全公演違ったポイントに熱狂があって、発見があって、
仙台、福岡、大阪、名古屋、東京と、
1日として同じライブがない、素敵なツアーになりました。
「会場も、来てくれる人も違うんだから、そりゃ同じようにはならんでしょうよ」
と思うかもしれませんが、同じ曲を、同じアレンジで歌っていれば、悪い意味で “慣れ” のようなものが出てきてもおかしくないはずが、今回はそれが全くなかった。
我々がステージから音を出す。
そして目の前にいる人の顔、声、指の動き、呼吸、様々な感情の湯気のようなもの、その全てのリアクションに呼応するように、再びそれを演奏で返していく。(これはステージとフロアもそうだし、バックヤードにいるスタッフのみんなとも同じ関係性で)
「おお、そうくるか。ならばこちらはこうするぞ」
というやり取りを、1回のライブで出来る限り多い回数行なう。
これは早いスピードの球で(ここ重要)、多い回数の卓球のラリーが続いた時の達成感と少し似ている。
相手があっての事なので、こちらがどれだけ気合いを入れて臨もうと、返す相手がしっかりと返してきてくれなければラリーは成立しない。
しかも続かせる事に重きを置くのではなく、楽しみながら早い球で返し合えた事が、なにより刺激的でした。
ニュアンストークになってしまうけれど、そのような関係性で在れる事をとても幸せに思います。
とまあ、私の雲をようにフワフワとしたツアーの感想よりも、まずは東名阪の公演に帯同してくれた、ナイスカメラマン達に収めてもらったライブ写真を見て頂いた方が早かろう。(仙台&福岡公演の写真がなくてごめんなさい。泣。)
それではご覧下さい!ドン!
2017/2/10(金) 大阪 なんばHatch (Photo by 後藤壮太郎)
2017/2/17(金) 名古屋DIAMOND HALL (Photo by ヤオタケシ)
2017/2/25(土) 東京 Zepp DiverCity Tokyo (Photo by 後藤壮太郎)
—sumika 『SALLY e.p』RELEASE Tour―
▶︎MEMBER
片岡健太 – Vo.Gt
黒田隼之介 – Gt.Cho
小川貴之 – Key.Vo
荒井智之 – Dr.Cho
▶︎GUEST MEMBER
井嶋啓介 – Ba.Cho
George(MOP of HEAD) – Manipulator
三浦太郎(フレンズ) – Cho ※仙台・福岡・大阪・名古屋公演のみ
泉本弘美 – Cho ※東京公演のみ
目を閉じていても思い出せる記憶もありますが、
写真を見ると思い出せる記憶や、写真がないと思い出せない記憶もあって、大切な写真はまるで本の栞のようです。
いつか忘れてしまっても、この写真を見る度に、今抱いている感情と何度でも出会えますように。
——さあさあそして、ツアーファイナルの日に発表させて頂きましたが、2017年7月に、通算4回目となる「Little Crown」を開催する事が決定しました◎
※「Little Crown」とは、普段のライブよりも更にたくさんのゲストアーティストの方々の力をお借りして作り上げるライブイベントです。今回は2公演ともワンマンライブ。
『Little crown #4』大阪編
日程:2017年7月15日(土)
会場:Zepp Osaka Bayside
出演:sumika (ワンマン)
開場/開演 17:00/18:00
前売/当日
1Fスタンディング ¥4,200/未定 (1ドリンク別)
2F指定 ¥4,200/未定 (1ドリンク別)
『Little crown #4』東京編
日程:2017年7月26日(水)
会場:Zepp Tokyo
出演:sumika (ワンマン)
開場/開演 18:00/19:00
前売/当日
1Fスタンディング ¥4,200/未定 (1ドリンク別)
2F指定 ¥4,200/未定 (1ドリンク別)
既に最速先行の抽選が終わったのですが、びっくりする数の応募を頂いて、
嬉しい反面、焦っています。
(最速先行が終わっただけなので、まだチケット販売の機会はあります。チケット情報についてはWebsiteやオフィシャルのTwitterで随時報告します)
sumikaのライブ会場の決め方は以前にも書いたので、よかったらこのNikkiをお読み下さい。
最速先行でチケット販売した日の夜から転売されちゃうなんて、全くもって不本意だし、様々な名義で応募して当選が重複しちゃったから譲り先を探すなんていうのも、自分だったら単純に面倒だなと思うし、どうにかできないものですかねえと、sumikaチーム全員で話し合いをしている真っ最中です。
もしかしたら明日死んでしまうかもしれないのに「死ぬまでに 行ってみたいな 世界遺産!」的な立ち位置に、自分達のライブがあるっていうのは健全ではないと思うんですよね。
ほとんどの世界遺産はあちらから足が生えて逃げて行くわけではないので、自分の熱量次第でどうにかなる分、お金も時間も確保した上で「行きたいのに行けない」というものの方が、タチが悪いのではないかと思います。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、今日死んでしまうという可能性は僕にも、皆さんにもある訳で、取り返しのつかない後悔はしたくないんです。
たとえ死ぬというところまでいかなくても、環境が変わったり、大切にしたいものの選択肢が増えて動けなくなってしまう気持ちもよく分かります。
“百聞は一見に如かず” とは、まさしくその通りだなと思う。
メディアを通してsumikaの事を知って頂ける事は勿論嬉しく思いますし、デジタルは駄目・アナログこそ至高! などという偏った考え方では全くありません。
便利なものは使えばいいと思うし、不便なものを不便だなと思いながら無理して使い続ける必要はないと思う。
ただどうやったって、直接会って五感に訴えかけないと伝えられない感情、
手間をかけないと辿り着けない感情というのは絶対に存在するんですよ。
そして記憶に刻まれるものというのは、得てしてそのような時に生まれる事が多い。
だからこそ「色々登録したり手数料かかったりするけどチケット買うぞ」とか「液晶眺めてるだけじゃなくて、家から一歩出てライブ会場に行くぞ」というある種の “手間をかけるぞ” という気持ちになってくれている方々の邪魔をしたくないし、負の感情を小脇に抱えた他人に邪魔をしてほしくない。
今のsumikaに出来るのは、その邪魔をなるべく多く減らす事と、手間をかけて辿り着いた先で「やっぱりここまで来て良かった」と思ってもらえるように、感動出来るような音楽を創り続けることだ。
このような問題は色々なアーティストが抱える問題だと思うし、出す答えも様々だと思いますが、sumikaはsumikaらしく、悩んで答えを出した先で、あなたに出会って笑ったり泣いたりする日を、楽しみにしています。
春はもうすぐそこ。
皆さんの口角を上げられるような報告を仕込むべく、今日もギターを弾いて。