2016年3月9日、嬉しいお知らせは続く続く

昨日のライブでゲリラ的に発表致しましたが、我々sumika 2016年3月9日に新作を発売することになりました。内容はコチラ。ファイッ!

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『Lovers / 「伝言歌」』

発売日:2016年3月9日
価格:¥1,500+tax
品番:NOID-0009
発売元:[NOiD]/murffin discs
販売元:Japan Music System

※数量限定盤
仕様:CD+DVD

▶︎CD収録曲

1.Lovers
2.「伝言歌」
3.Lovers(Instrumental)
4.「伝言歌」(Instrumental)

▶︎DVD収録内容

sumika Film #1 〜ふっかつののろし〜
・11/28@shibuya eggmanにて行われた、「ふっかつライブ」の模様
・「ふっかつライブ」へのドキュメント映像、メンバーコメント

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sumika初の両A面シングル。

これはどっちがシングルで、どっちがカップリングっていうのが選べなかったので、カップリングという立ち位置のものを無くさせてもらって、2曲ともリード扱いさせて頂くぜ。(漢気)ということです。
いつも通り、sumikaは全曲ハズれなし。

1曲目の ”Lovers” は、昨年の活動休止を経て気付けた事を、楽曲にしました。

休止している時はとにかく悔しくて、悲しくて、涙を流す事も多く、心の中にモヤがかかっているような状態だったのですが、sumikaを作る全ての方々に本当に救われて、無事に復活する事が出来まして、久方ぶりにモヤが晴れた心の真ん中には、気付けば「愛情」と太字で書かれたお土産が、ドンと置かれていたのです。

思い返せばずっと昔からそこにあったのかもしれないのですが、敢えて向き合わないようにしていたのかもしれません。
自分にはまだ早い。と理解を先延ばしにしていた言葉だったのかも。

じゃあ心のド真ん中に居座っているこの感情を、一体なんと言えばいいんだろう。
となった時に、やっぱり「愛」という言葉でしか表現出来ないんじゃないかなって思ったんです。(太字で書いてあるし)
そうでしかないって自分が思うのだったら、これを機に「愛」ってものと、一回真剣に向き合ってみてもいいんじゃないかなって。(だって太字で。。)

正直今でも「愛」ってなに?
って聞かれたら「みんな知らないのかい?愛ってコレよ!」ってキッパリと答えられる自信は全くありません。
言葉の羅列だけでは。

だから自分は音楽家らしく、表現を音楽に頼りました。

歌詞の中では”愛すべきものとの関わり方”を書き、音には2016年現在の自分が考える”愛ってこういう音”というものを詰め込みました。

素直になったらとんでもない事になりました。
ディズニー映画とか、観まくっちゃったもんね。笑。
初めて触れる楽器にも、たくさんチャレンジして、色々な人の手を借りて、全員で攻め切りました。

sumikaにとっての愛は、きっとこういうものなはず。
幸せすぎて、どうにかなってしまいそうな音楽。
2016年現在の「愛」の答えが出せたと思います。

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もう一曲の”「伝言歌」”は、僕が18歳の時に作った楽曲。
元々仲良くしていた5人のグループの中の、ある女性と、男性の友達の話を歌にしました。

彼らは3年間お互いを片想いし続け、想いを告げないまま、互いが同タイミングで遠方に引っ越す事になり、このまんまじゃいかんだろ。

と、勝手なおせっかいを大発動させた片岡少年は、「どうしても言葉に出来ないなら、歌にして伝えようよ」と、女性側に提案して、無理矢理歌ってもらった曲です。
空港までアコギを持って駆けつけ、一回だけ彼の前で歌って、彼は旅立っていきました。
その数日後に彼女も旅立ちました。

後になって、同日のほぼ同タイミングで、2人から「あの曲、健ちゃんのバンドで歌ってほしいな」という提案を受け
(あの時、2人は言い合わせていたんじゃないかと、今でも疑っています)
キーを変え、当時組んでいたバンドでずっと歌い続けてきました。
あの時、あの瞬間に輝いていたものを、どうにかして守り続けたかったのかもしれません。

その後、デモ音源に収録した事はあるものの「デモ制作時の純度に勝てる自信がない」という理由から、正式音源化の話は全て断り続けて、ライブのみでやる楽曲。という立ち位置を守り続けてきました。

では何故今、sumikaになってこの楽曲を正式音源化しようという話になったかというと「今の、このsumikaというチームならば、あの時の気持ちを超えられる」という自信がついたからなのです。

”変化する事が怖い”
”あの時のまま綺麗に仕舞っておきたい”

その気持ちより、僕達にとって、とても大事な曲だから、今のこのsumikaで歌い繋いでいきたい。という気持ちが勝ちました。
これって自分にとっては、革命だったんです。
嬉しい革命。
今回の活動休止期間が、この感情に作用しているのも、確かな事。
今と昔を繋いでくれたのも、やはり皆の愛情でした。
あの時輝いていたものを、もう一度輝かせられるチームの中に今の自分が居られる事を、誇りに思います。

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2曲とも少し立ち止まらなかったら、気付けなかった事ばかりなのです。

その時間、屋根が吹き飛ばされないように守り抜いてくれた全ての方々の為にも、誠心誠意尽くしたいという気持ちで、ふっかつライブの映像も入れさせて頂きました。

キャパの都合上で、お越しになれなかった方々にも是非見て頂きたいです◎
7ヶ月振りのライブという事で、拙い演奏ではありますが、多分この日のようなライブは狙っても一生出来ないと思います。

歌である限り、出来る限り歌ってほしい。
(本当はカラオケとかバンバン入ってほしい)
という気持ちと、
音楽って楽しいから皆やってみたらいいのに!
という気持ちから、
合わせて歌えるように、演奏の音が聴こえるように、初のインストゥルメンタルも収録しました。

チーム全員で、「あーでもない、こーでもない」と時折下ネタも交えながら、真面目な沈黙も挟みながら、考えた末の復帰後第1作目です。

いつでもsumikaらしく。
ハッピーに!

まずは今回のお知らせが出来た事を、本当に幸せに思います。
新しい作品を発表出来る事、もう当たり前だなんて絶対に思えないから。
マイナスな話では決してないけど、これで最後になるかもっていう気持ちを持って作っています。
生まれてきてくれてありがとう。

続報はまだまだ続きますので、是非チェケラチオして下さいね◎
あとここも色々相談しましたが、どうしても今作は数量限定でしか作れないようなので、是非とも予約してゲットンして下さい。
どうぞよろしくお願いします!

ああああ、良い曲だ。
(今聴いています)

sumika
片岡健太

※レコーディング風景の一部をドーン
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